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桂りょうばの落語トラベル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
桂りょうばの落語トラベル
放送期間 2019年4月1日 -
放送時間 月曜 19:00 - 19:30
放送局 朝日放送ラジオ(ABCラジオ)
パーソナリティ 桂りょうば
出演 河島あみる
提供 二階堂酒造(大分麦焼酎二階堂)
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桂りょうばの落語トラベル』(かつらりょうばのらくごトラベル)は、朝日放送ラジオ(ABCラジオ)が2019年4月1日から通年で放送している落語バラエティ番組桂りょうば落語家)の冠番組で、二階堂酒造主力商品の「大分麦焼酎 二階堂」名義で一社提供を実施している番組の1つでもある。

レギュラー版の放送時間は基本として月曜日の19:00 - 19:30で、2回分の音源をまとめて収録した後に、「前編」と「後編」扱いで2週にわたって放送することが多い。その一方で、2020年令和2年)以降は、『桂りょうばの落語トラベル新春スペシャル 令和○年も、その道中の陽気なことぉ!』と称する新春特別番組(新春版)を基本として1月1日に放送している。

概要

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桂枝雀 (2代目)長男である桂りょうばと、河島英五シンガーソングライター)の長女である河島あみるタレントで「株式会社ツキハナ」の代表取締役社長)がレギュラーで出演。「トラベル」(旅行)を番組のタイトルに入れている関係で、放送上は河島を「添乗員」、ゲストを「案内人」と称している。

レギュラー版は「落語トラベラー」と「りょうば/あみるの寄り道」の2部構成で、「案内人」は「落語トラベラー」にのみ出演。「落語トラベラー」の前後には、りょうばが「大分麦焼酎 二階堂」の魅力や歴史を落語の「マクラ」風に紹介するCMと、りょうばが落語の話芸を生かしながら「二階堂」の味わいをあみるとの掛け合いで伝えるCMを流している。さらに、後者のCMに続いて、りょうば/あみるが当日の「案内人」や「落語トラベラー」のテーマにちなんで選んだ楽曲を1曲放送。その後で、「りょうば/あみるの寄り道」(2人が身の上話を交互に語るミニコーナー)をはさんでエンディングパートに至っている。

番組開始当初の「落語トラベラー」では、朝日放送ラジオが所蔵する古典落語のアーカイブ音源をベースに、その演目が現在の世相や人物像などにつながる要素を「案内人」(落語家や落語作家など)が解説していた[1]。放送上は1人の「案内人」が2回にわたって登場することが多いが、放送が回を重ねるにつれて、「『案内人』そのものに焦点を当てながら、落語関連の話題を交えつつ、出演者がクロストークを展開する」という構成が定着。落語会や他の演芸番組に携わった経験を持つアナウンサー、りょうば・あみるの親の代(枝雀や英五の生前)から親交の深い著名人、りょうばが桂ざこば (2代目) へ入門する前(笑殺軍団リリパットアーミーオルタナティブロックバンドの「shame」で活動していた時期)から懇意にしている俳優ミュージシャン、「株式会社ツキハナ」でマネジメントを手掛けている落語家・タレントなども「案内人」に迎えている。また、落語の演目や落語家に焦点を当てた実写映画を森川みどり(シネマコミュニケーター)がたびたび紹介しているため、放送上は森川を「準レギュラー」として扱っている。

もっとも、「落語トラベラー」を毎回放送するわけではなく、2021年以降はりょうば/あみるの好きな楽曲から共通のテーマに沿って5曲を紹介する特集も随時編成。日本国内で新型コロナウイルス感染症が流行していた2020年には、日本政府による緊急事態宣言発出などの影響で「案内人」を迎えての収録を4 - 6月に見合わせていたため、前述したアーカイブ音源の一部を「往年の高座へタイムトラベル」と銘打って4 - 7月に順次放送していた。

ちなみに、新春版のサブタイトルに使われている「その道中の陽気なことぉ!」は、古典落語の愛宕山(2代目の枝雀が生前の高座でたびたび披露していた演目)での一節に由来している。その新春版では、「落語トラベラー」「りょうば/あみるの寄り道」に特別企画を加えた構成で放送。当初は桂りょうばや桂ざこばが特別企画向けに落語を披露していたが、令和5年2023年)以降は、前年末のレギュラー版で募集したリスナーからの投稿をベースに大喜利企画を放送している。

放送時間

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  • 基本として月曜日の19:00 - 19:30
    • 日本プロ野球(NPB)のシーズン中で阪神タイガースの主催公式戦が月曜日にナイトゲームとして組まれている場合には、朝日放送ラジオが『ABCフレッシュアップベースボール』として当該試合の中継枠を編成する関係で雨傘番組に設定。中継対象のカードが予定どおり開催された場合や、対象カードの中止が『ABCフレッシュアップベースボール』の放送開始後に確定した場合には、当番組を休止したうえで翌週以降に放送する。
    • 令和6年2024年1月1日は月曜日であったため、朝日放送ラジオでは新春版(16:00 - 17:25)とレギュラー版(19:00 - 19:30)の連続放送を予定。新春版の「落語トラベラー」には桂南光 (3代目)、レギュラー版の同コーナーには桂米紫を「案内人」に迎えていた。いずれも2023年内に収録を済ませていたが、新春版の放送が始まったばかりの16:10頃に、最大震度7の令和6年能登半島地震が発生。朝日放送ラジオの放送対象地域の一部(日本海に面した兵庫県京都府の北部)に津波警報が出される事態に至ったため、同局では新春版の放送を中断したうえで、報道特別番組の生放送へ急遽切り替えた。さらに、レギュラー版を休止したうえで報道特別番組を22:00まで続けたことから、1月7日日曜日)の20:00 - 21:25に新春版の振り替え放送を実施[2]。1月1日の放送を予定していたレギュラー版については、当初の予定から1週遅らせたうえで、「2回シリーズの前編」として1月8日成人の日)のレギュラー枠で放送している。

出典

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  1. ^ 桂りょうばの落語トラベル ABCラジオ(にしゆら=手ぬぐい店)
  2. ^ 朝日放送ラジオのX(twitter)公式アカウントから2024年1月6日に発信された放送日時変更の告知ポスト(ツイート)を参照