根崎温泉
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根崎温泉(ねさきおんせん)とは、北海道函館市根崎町(旧銭亀沢村)の温泉である。
概要
[編集]1912年(大正元年)8月、吉川太郎吉が掘り当てた温泉。このことがきっかけにより当地が漁村から温泉街に変化した。1933年(昭和8年)には湯の川温泉とともに、湯の川・根崎温泉座談会を組織して温泉街の振興に務めてきた。 鉄道省が編集した『温泉案内』によれば、厳密には湯の川温泉、根崎温泉と名は異なるが、松倉川を挟んでいるだけで一つの温泉地[1]。『函館・道南大事典』では松倉川以東にある根崎町の温泉であり、湯の川温泉と混同されているが本来は別のものとしている。小樽新聞社が選定した「北海道三霊泉」の一つで、函館市熱帯植物園内に1930年(昭和5年)建立の石碑が残っており、温泉井戸は同園内にある[2]。
泉質
[編集]- アルカリ食塩泉
- 82℃
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 函館市史 銭亀沢編
- 鉄道省『温泉案内 鉄道省編』博文館、1931年。
- 須藤隆仙 『函館・道南大事典』 南北海道史研究会 1985年