根岸一美
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根岸 一美(ねぎし かずみ、男性、1946年 - )は、日本の音楽学者、大阪大学名誉教授、元同志社大学任期付教授。
人物
[編集]アントン・ブルックナーの研究を中心に、19世紀のドイツ・オーストリア音楽の歴史と美学研究を専門とする。また、関西(特に兵庫県宝塚市)における西洋音楽受容の研究の一環として、ブルックナーの作品を日本に紹介したオーストリアの指揮者、ヨーゼフ・ラスカについての調査・研究を行っている。
経歴
[編集]- 1970年 東京大学文学部美学芸術学専攻卒業
- 1973年 東京大学人文科学研究科 修士課程修了(美学芸術学)
- 1975年 東京大学人文科学研究科 博士後期課程中退(美学芸術学)
- 1975年 大阪音楽大学講師
- 1981年 大阪教育大学助教授、のち教授
- 1998年 大阪大学文学部教授、のち大学院文学研究科教授
- 2010年 定年退官、名誉教授、同志社大学任期付教授
- 2015年 同志社大学退職
著書
[編集]- 『ブルックナー』音楽之友社・作曲家・人と作品シリーズ 2006
- 『ヨーゼフ・ラスカと宝塚交響楽団』大阪大学出版会、2012
- 共編
- 『音楽学を学ぶ人のために』三浦信一郎共編 世界思想社 2004
翻訳
[編集]- ヴォルフガング・ザイフェルト『ギュンター・ヴァント 音楽への孤高の奉仕と不断の闘い』音楽之友社 2002