下町 (横浜市)
下町 | |
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町丁 | |
根岸なつかし公園 | |
北緯35度25分06秒 東経139度37分46秒 / 北緯35.41822度 東経139.62936度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 神奈川 |
市町村 | 横浜市 |
行政区 | 磯子区 |
人口情報(2023年(令和5年)4月30日現在[1]) | |
人口 | 1,095 人 |
世帯数 | 629 世帯 |
面積([2]) | |
0.094 km² | |
人口密度 | 11648.94 人/km² |
設置日 | 1965年(昭和40年)7月1日 |
郵便番号 | 235-0004[3] |
市外局番 | 045(横浜MA)[4] |
ナンバープレート | 横浜 |
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西根岸下町 | |
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国 | 日本 |
都道府県 | 神奈川県 |
市町村 | 横浜市 |
区 | 磯子区 |
町名制定 | 1933年(昭和8年)4月1日 |
町名廃止 | 1965年(昭和40年)7月1日 |
下町(しもちょう)は、神奈川県横浜市磯子区の町名。丁番を持たない単独町名である。住居表示実施済み区域。
地理
[編集]磯子区の北部に位置する。堀割川の左岸にあたる。北で坂下町、東で中区寺久保・根岸旭台、西で堀割川を跨いで滝頭、南で西町・原町と接する他、磯子橋上の一点で中浜町と接している。町内は大半が平地であるが、東端に南北に走る崖があり、ここで警察署の管轄が分かれる。東の高台は山手警察署の管内で、近年マンションが建った他、一部は戦後米軍に接収され根岸住宅地区となっている。西側大部分を占める平地は磯子警察署の管内で、住宅地になっている。町内全域が横浜市立根岸小学校・横浜市立根岸中学校の学区である[5]。
河川
[編集]地価
[編集]住宅地の地価は、2023年(令和5年)7月1日の公示地価によれば、下町9-3の地点で23万3000円/m2となっている[6]。
歴史
[編集]沿革
[編集]- 1874年(明治7年) - 堀割川完成。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、根岸村が村制施行。
- 1901年(明治34年)4月1日 - 横浜市に編入。
- 1923年(大正12年) - 関東大震災で堀割川などが被災。
- 1927年(昭和2年)4月1日 - 区制施行で磯子区が誕生し、横浜市磯子区西根岸町字下となる。同時に鶴見区・神奈川区・中区・保土ケ谷区が発足し、市内5区となる[7]。
- 1928年(昭和3年) - 堀割川復興工事完了。現在の石積みの護岸ができあがる[8]。
- 1933年(昭和8年)4月1日 - 西根岸町廃止。字下から西根岸下町を新設[9][7]。
- 1944年(昭和19年)頃 - 空襲による延焼防止のため建物疎開を実施し、町内を南北に貫く根岸疎開道路と、南端を東西に走る磯子橋通疎開道路が完成。
- 1947年(昭和22年) - 高台の一部が「エリアX」として米軍に接収される。現在の根岸住宅地区[10]。
- 1963年(昭和38年) - 現在の磯子橋が竣工。
- 1964年(昭和39年) - 国鉄根岸線開通に伴い、横浜市営バス78系統開設。町内をバスが通るようになる。
- 1965年(昭和40年)7月1日 - 西根岸下町から下町に町名変更[11]、住居表示実施。
- 2003年(平成15年) - 旧柳下邸を根岸なつかし公園として整備し公開[12]。
- 2004年(平成16年) - 日米合同委員会において、根岸住宅地区の返還が合意された[10]が、2012年8月現在、具体的な返還時期については決まっていない。
世帯数と人口
[編集]2023年(令和5年)4月30日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
下町 | 629世帯 | 1,095人 |
人口の変遷
[編集]国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[13] | 1,247
|
2000年(平成12年)[14] | 1,265
|
2005年(平成17年)[15] | 1,200
|
2010年(平成22年)[16] | 1,124
|
2015年(平成27年)[17] | 1,138
|
2020年(令和2年)[18] | 1,140
|
世帯数の変遷
[編集]国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[13] | 532
|
2000年(平成12年)[14] | 569
|
2005年(平成17年)[15] | 580
|
2010年(平成22年)[16] | 571
|
2015年(平成27年)[17] | 599
|
2020年(令和2年)[18] | 646
|
学区
[編集]市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年8月時点)[19]。
番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
全域 | 横浜市立根岸小学校 | 横浜市立根岸中学校 |
事業所
[編集]2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[20]。
町丁 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
下町 | 18事業所 | 104人 |
事業者数の変遷
[編集]経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
---|---|
2016年(平成28年)[21] | 13
|
2021年(令和3年)[20] | 18
|
従業員数の変遷
[編集]経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[21] | 62
|
2021年(令和3年)[20] | 104
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交通
[編集]鉄道
[編集]町内に駅はない。1912年(明治45年)から1972年(昭和47年)3月までは横浜市電が堀割川対岸の国道16号を走っていたが[22]、磯子橋には停留所はなかった。
最寄り駅はJR根岸線根岸駅であり、町内からは徒歩10~15分程度かかる。
バス
[編集]町内にバスは通るがバス停はない。最寄りとなるのは以下の3つのバス停である。
- 下町
- 西町と原町の境界線上にあり、町内の南端にある下町交差点の南にあたる。町内を通過するのは以下の3系統のみである。
- 横浜市営バス 78系統・133系統・135系統
- 西町と原町の境界線上にあり、町内の南端にある下町交差点の南にあたる。町内を通過するのは以下の3系統のみである。
- 坂下公園前
- 坂下町にある。下町の隣のバス停にあたる。
- 横浜市営バス 78系統・133系統・135系統
- 坂下町にある。下町の隣のバス停にあたる。
- 磯子橋
施設
[編集]根岸なつかし公園
[編集]- 根岸小学校近くに、有力商人の柳下氏により大正中期に建てられた洋館付き住宅の旧柳下邸。1996年に横浜市が土地を取得、建物の寄贈を受け、2003年2月に根岸なつかし公園として公開している[12]。旧柳下邸は2002年に横浜市指定有形文化財に指定された[23]。
その他
[編集]日本郵便
[編集]警察
[編集]町内の警察の管轄区域は以下の通りである[25]。
番・番地等 | 警察署 | 交番・駐在所 |
---|---|---|
全域 | 磯子警察署 | 根岸駅前交番 |
脚注
[編集]- ^ a b “令和5(2023)年 町丁別人口(住民基本台帳による)町丁別人口_令和5年4月” (XLSX). 横浜市 (2023年5月10日). 2023年5月15日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ “横浜市町区域要覧”. 横浜市 (2018年7月9日). 2021年8月11日閲覧。
- ^ a b “下町の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ “住所から、指定された学校を検索”. 横浜市教育委員会. 2012年8月16日閲覧。
- ^ “国土交通省地価公示・都道府県地価調査”. 国土交通省. 2023年9月28日閲覧。
- ^ a b 磯子区歴史年表 昭和2年~20年 磯子区総務部
- ^ 堀割川の魅力づくり 磯子区総務部
- ^ “横濱市町名沿革誌”. 横浜じゃん旅行社 散歩の閑人. 2012年8月14日閲覧。
- ^ a b “根岸住宅地区”. 横浜市政策局基地対策課. 2012年8月9日閲覧。
- ^ 磯子区歴史年表 昭和21年~45年磯子区総務部
- ^ a b 磯子区歴史年表 平成11年~ 磯子区総務部
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2023年4月27日閲覧。
- ^ “小・中学校等の通学区域一覧(通学規則 別表)”. 横浜市 (2021年8月5日). 2021年8月8日閲覧。
- ^ a b c “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ 磯子区歴史年表 昭和46年~平成10年 磯子区総務部
- ^ 旧柳下邸について
- ^ “郵便番号簿 2020年度版” (PDF). 日本郵便. 2021年8月7日閲覧。
- ^ “交番案内”. 磯子警察署. 2021年8月21日閲覧。