コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

桑山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社 桑山から転送)
株式会社桑山
KUWAYAMA CORPORATION
種類 株式会社
市場情報 非上場(1995年3月13日から2018年12月4日まで東証JQ 7889)
本社所在地 日本の旗 日本
110-0015
東京都台東区東上野二丁目23-21
設立 1970年(昭和45年)4月14日
業種 製造業その他製品
法人番号 4010501004131
事業内容 宝飾品の製造・加工・輸入及び販売など
代表者 代表取締役会長 桑山征洋
代表取締役社長 桑山貴洋
資本金 5,957百万円(資本剰余金含む)
(2024年(令和6年)3月31日現在)
売上高 連結:41,443百万円
(2024年(令和6年)3月31日現在)
従業員数 連結:1,343名
(2024年(令和6年)3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 (有)山洋 100%
(2018年12月7日現在)
外部リンク https://www.kuwayama.co.jp/
テンプレートを表示

株式会社桑山(くわやま、英:Kuwayama Corporation)は、東京都台東区東上野に本社、富山県魚津市に旗艦工場を置く1964年(昭和39年)創業の総合ジュエリーメーカーである。

概要

[編集]

創業者の桑山征洋が設立当初よりイタリアに赴き、国内で他社に先駆けて自動製鎖機を導入、金、プラチナを材料とするマシンチェーン、デザインチェーンの製造を立ちあげた。

その後、キャスト(鋳造)製品、カットリング(鍛造)製品等の企画・製造・販売を開始、大手有名ブランドのOEM/ODMを手掛ける他、ダイヤモンド、真珠、カラーストーンと幅広く取扱う国内トップの総合ジュエリーメーカーである。

特に祖業である地金チェーンでは国内で圧倒的なシェアを保有している。一方、アジア諸国や米国他、海外市場へのグローバル展開も積極的に推進している。1995年(平成7年)より現・東京証券取引所スタンダード市場に上場していたが、2018年(平成30年)にMBOを実施、同年12月4日付で上場廃止となった。

製造・販売拠点

[編集]

製造拠点は、旗艦工場の富山工場の他に、タイに1拠点、中国に2拠点。

販売拠点は、本社の他、甲府支店・大阪支店・福岡支店、香港・中国・タイに保有。

沿革

[編集]
  • 1964年(昭和39年)春 - 東京都墨田区に貴金属を扱う「桑山鎖」を開業
  • 1970年(昭和45年)4月 - 東京都墨田区に「株式会社 桑山貴金属鎖」を設立
  • 1973年(昭和48年) - 東京都台東区に本店を移転。
  • 1976年(昭和51年) - 魚津工場(現・富山工場)新設。
  • 1986年(昭和61年)8月 - 本社ビルを新築し本店を移転。同時に「株式会社 桑山貴金属」に社名変更。
  • 1994年(平成6年) - 中国江蘇省無錫市に「無錫金藤首飾有限公司」を設立
  • 1995年(平成7年) - 株式を日本証券業協会の店頭売買有価証券として登録(現東京証券取引所スタンダード市場上場)
  • 1997年(平成9年) - タイ・バンコク市にCHRISTY GEM CO.,LTDを設立。
  • 2000年(平成12年)8月 - 「株式会社 桑山」に社名変更。
  • 2018年(平成30年)12月 - (有)山洋による株式公開買付けが成立。12月4日付で東京証券取引所スタンダード市場上場廃止。12月7日付で株式売渡請求により(有)山洋の完全子会社となる。
  • 2024年(令和6年)5月 – CIBJO(国際/世界貴金属宝飾品連盟)のコマーシャルメンバーに認定。
  • 2024年(令和6年)10月11日 – 富山第2工場(生産棟及び研究開発棟、鉄筋平屋建て2棟計2,317m2)竣工[1][2]

関連会社

[編集]
  • 株式会社エヌジェー
  • 株式会社ブリリアンスインターナショナルジャパン
  • 株式会社クレール
  • 株式会社K.C.D
  • 有限会社アトリエG.S.P.
  • CHRISTY GEM COMPANY(タイ)
  • 無錫金藤首飾有限公司(中国)
  • 広州桑山珠宝有限公司(中国)
  • Kuwayama International Co,Ltd(香港)

過去のコンテスト受賞歴

[編集]

海外:

  • 2000年(平成12年) - WCCが主催するゴールドジュエリーの国際デザインコンテストにて、4作品が最高賞であるヴァーテュオーシー賞(金の巨匠)を受賞、イタリアのトップメーカーを抑えて世界一に輝く。
  • 2016年(平成28年) - ”COUTURE Design Award” 「Platinum部門」Winner
  • 2017年3月、世界中より約2,500のトップブランド、メーカー、デザイナーが出展し、世界の各地域より約50,000名の来場者が訪れる世界最大規模のジュエリーショーである【Hong Kong International Jewellery Show】において、世界中の公的な賞をとった作品のみがエントリー資格を持つ『International Jewellery Design Excellence Award』のファイナリストに選出され、最高賞であるChampion of the Champions を受賞。
  • 2018年6月、世界のトップデザイナー、トップブランドが出展する【The COUTURE Show】の出展社を対象に開催される『COUTURE Design Award』のプラチナ部門において最高位のWinnerとなり、世界においても、そのデザイン力・技術力を高く評価された。 同賞の受賞は2016年に続き2回目となる。
  • 2018年、世界的なジュエリーショーHONG KONG JEWELLERY&GEM FAIRに併催されるJNAアワードで、「Manufacturer of the Year - Jewellery」を受賞、優れた事業活動と技術力が国際的な評価を受けた。

国内:

  • 2007年(平成19年) - JJAジュエリーデザインアワード2007 グランプリ、経済産業大臣賞、日本真珠振興会会長賞厚生労働大臣賞[3]
  • 2008年(平成20年) - JJAジュエリーデザインアワード2008 厚生労働大臣賞、パーティーシーン部門優秀賞[4]
  • 2009年(平成21年) - プラチナ・デザインアワード 2009  ネイチャー部門最高賞[5]
  • 2010年(平成22年) - JJAジュエリーデザインアワード2010 グランプリ・経済産業大臣賞[6]
  • 2011年(平成23年) - JJAジュエリーデザインアワード2011 グランプリ・経済産業大臣賞[7]
  • 2012年(平成24年) - JJAジュエリーデザインアワード2012 東京都知事賞・プラチナ・ギルド・インターナショナル賞[8]
  • 2013年(平成25年) - JJAジュエリーデザインアワード2013 佳作・日本真珠振興会会長賞[9]
  • 2014年(平成26年) - JJAジュエリーデザインアワード2014 優秀賞及び入賞[10]
  • 2015年(平成27年) - JJAジュエリーデザインアワード2015 東京都知事賞・技術賞・プラチナ・ギルド・インターナショナル賞[11]
  • 2017年(平成29年) - JJAジュエリーデザインアワード2017 日本ジュエリー大賞・内閣総理大臣賞、技術賞[12]
  • 2018年(平成30年) - JJAジュエリーデザインアワード2018 日本ジュエリー大賞・内閣総理大臣賞、プラチナ・ギルド・インターナショナル賞[13]
  • 2019年(令和元年) - JJAジュエリーデザインアワード2019 経済産業大臣賞受賞[14]
  • 2021年(令和3年) - JJAジュエリーデザインアワード2021 準グランプリ・経済産業大臣賞受賞[15]

脚注・出典

[編集]

関連事項

[編集]

外部リンク

[編集]