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栢山沼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
栢間沼(2011年10月)

栢山沼/栢間沼(かやまぬま)は、埼玉県久喜市にあるである[1][2]

概要

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栢間沼は農業用水ため池として利用されている[3]。周囲には道路が整備されており、周回することができる。南側は首都圏中央連絡自動車道の通過点となっている。西方より流下してくる栢間堀川(中落堀)と南側にて接続している。栢間堀川(中落堀)は下流域において隼人堀川と名称を変える。

かつてこの沼は現在よりも広範な範囲を指す自然沼であった。この自然沼において新田開発をするため、井沢弥惣兵衛為永により1728年享保13年)、栢間堀川(中落堀)が沼の排水のために開削された。栢間堀川(中落堀)が開削されると、この一帯は主に掘り上げ田(ホッツケ)として開発されていった[4]。時代は下り、1915年大正4年)4月に栢間村耕地整理が起工し、南埼玉郡小林村や南埼玉郡大山村と連携し、1917年(大正6年)3月に竣工した。事業により整理された耕地面積は約150町歩費用は約8,800円であった[5]。その後、1966年昭和41年)7月に小林・栢間内水面特殊ほ場整備事業が竣工し、その結果として沼は現在のような姿となった[6]。こうして今日の栢間沼の周囲は通常の水田となっている。また現在の栢間沼は栢間堀川(中落堀)の調節池としての機能も果たしている。

今日の栢間沼は久喜市の菖蒲町小林・菖蒲町柴山枝郷の2つの地区にまたがり所在している。

関連項目・周辺

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脚注および参考文献

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  1. ^ 久喜市都市計画図 (PDF) - 久喜市ホームページ
  2. ^ 「菖蒲4時間コース」 久喜市観光ウォーキングマップ (PDF) - 久喜市ホームページ
  3. ^ 『菖蒲町の歴史と文化財 通史編』 (2006) 9-11ページ
  4. ^ 菖蒲町の歴史と文化財 通史編』 (2006) 125-126ページ
  5. ^ 『菖蒲町の歴史と文化財 通史編』 (2006) 222-223ページ
  6. ^ 『菖蒲町の歴史と文化財 通史編』 (2006) 273-274ページ
  • 『菖蒲町の歴史と文化財 通史編』社会教育課編集 菖蒲町教育委員会発行 平成一八年三月一五日発行

外部リンク

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座標: 北緯36度2分31.2秒 東経139度35分36.8秒 / 北緯36.042000度 東経139.593556度 / 36.042000; 139.593556