栗田有起
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栗田 有起(くりた ゆき、1972年2月17日 - )は、日本の小説家。長崎県西海市(旧・崎戸町)出身。本名・加藤由起子。夫はデザイナーの池田進吾[1]。
経歴
[編集]名古屋外国語大学外国語学部英米語学科卒業[2]。製薬会社広報室、ホテルフロント勤務を経て、2002年、「ハミザベス」で第26回すばる文学賞を受賞し小説家デビュー[3]。2003年、「お縫い子テルミー」で第129回芥川龍之介賞候補。2004年、「オテル・モル」で第131回芥川龍之介賞候補。2005年、「マルコの夢」で第133回芥川龍之介賞候補。
作品リスト
[編集]単著
[編集]- 『ハミザベス』集英社、2003 のち文庫
- ハミザベス(『すばる』2002年11月号)
- 豆姉妹
- 『お縫い子テルミー』集英社、2004 のち文庫
- お縫い子テルミー(『すばる』2003年6月号)
- ABARE・DAICO(『すばる』2003年12月号)
- 『オテルモル』(2005、集英社)のち文庫
- 初出:『すばる』2004年6月号
- 『マルコの夢』(2005、集英社)のち文庫
- 初出:『すばる』2005年5月号
- 『蟋蟀』(2008年、筑摩書房)のち小学館文庫
(サラブレッド、あほろーとる、鮫島夫人、猫語教室、蛇口、アリクイ、さるのこしかけ、いのしし年、蟋蟀、ユニコーン)
- 『コトリトマラズ』集英社、2010
- 『卵町』ポプラ文庫、2014
書籍未収録作品
[編集]- さぼりん(『文學界』2004年6月号)
- 鎖シェル玉パプコーン(『群像』2005年5月号)
- ジミさんの思い出(『群像』2005年12月号)
- しろとりどり(『新潮』2007年12月号)
- 森林くんの奇跡(『yom yom』Vol.6)
- 旅するザリガニ(『yom yom』Vol.10)
- 雲使いの娘(『yom yom』Vol.11)
- 晴れたら長靴(『yom yom』Vol.12)
- 毛婚(『群像』2017年7月号)
アンソロジー収録作品
[編集]- リリー(『オトナの片思い』2007年8月、角川春樹事務所)
- クーデター、やってみないか?(『29歳』2008年11月、日本経済新聞出版社)
- ぱこ(柴田元幸編『短篇集』2010年4月、ヴィレッジブックス)
脚注
[編集]- ^ 栗田有起@kuritayuki
- ^ “きらら from BookShop 熱烈インタビュー 第14回 栗田有起 さん”. WEBきらら. 2017年10月14日閲覧。
- ^ “栗田有起「美しいひと」”. プレミアムビール「GARGERY」. 2017年10月14日閲覧。