栗山理一
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栗山 理一(くりやま りいち、1909年1月14日[1] - 1989年8月19日[2])は、日本の国文学者・俳句評論家。学位は、文学博士(広島大学・論文博士・1962年)(学位論文・「中興俳諧の研究」)。成城大学名誉教授。
略歴
[編集]佐賀県鹿島生まれ[1]。1933年広島文理科大学卒[1]、大阪府立堺中学校教諭[1]。1938年、大学の同窓生蓮田善明・池田勉・清水文雄と雑誌『文藝文化』を創刊、日本浪曼派の一派をなした。同雑誌は1944年まで続いた[要出典]。1942年興亜工業大学教授[1]、1944年立華高等女学校校長[1]、1954年成城大学文芸学部教授[1]。1962年「中興俳諧の研究」で広島大学より文学博士の学位を取得[1]。1963年『俳諧史』により文部大臣賞[1]。1979年定年退職、名誉教授[1]。1984年勲四等旭日小綬章[1]。
著書
[編集]- 『風流論』子文書房 1939 文芸文化叢書
- 『古典的感覚』星野書店 1941
- 『一茶』成城国文学会 1948 文芸読本
- 『近代俳句』成城国文学会 1948. 文芸読本
- 『西鶴』成城国文学会 1949 文芸読本 成城国文学会編
- 『芭蕉』成城国文学会 1950 文芸読本
- 『蕪村』市ケ谷出版社 1951 文芸読本
- 『近松門左衛門』市ケ谷出版社 1952 文芸読本 成城国文学会編
- 『俳句批判 史論的叙述による』至文堂 1955
- 『俳諧史』1963.9 塙選書
- 『小林一茶』筑摩書房 1970 日本詩人選
- 『芭蕉の俳諧美論』1971 塙選書
- 『定家伝』古川書房 1974 古川叢書
- 『短詩形問答』永田書房 1977.7
- 『俳諧の系譜』角川書店 1980.5
- 『芭蕉の芸術観』永田書房 1981.6
編著・校注
[編集]- 『天狗芸術論』佚斎樗山子 校註 春陽堂 1942 新文庫
- 『南山踏雲録』伴林光平 校註 春陽堂書店 1944 新文庫
- 『近世俳句俳文集』校注・訳 小学館 1972.2 日本古典文学全集
- 『俳論集』校注・訳 小学館 1973.7 日本古典文学全集
- 『日本文学における美の構造』雄山閣出版 1976
- 『與謝蕪村集 評釈』筑摩書房 1977.4 古典日本文学
- 『芭蕉・蕪村・一茶』雄山閣出版 1978.11
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k 「栗山理一教授略歴・著作目録」『成城国文学論集』第11巻、成城大学大学院文学研究科、1979年3月、305-307頁。
- ^ a b 『現代物故者事典 1988~1990』(日外アソシエーツ、1993年)p.241
参考文献
[編集]- 『日本近代文学大事典』[要文献特定詳細情報]
- 「<栗山理一先生追悼> 栗山理一先生略歴・著作目録」『成城国文学』成城大学大学院文学研究科、1990年3月