栗原基
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人物情報 | |
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生誕 |
1876年2月15日 日本宮城県仙台市 |
死没 | 1967年8月26日 (91歳没) |
出身校 | 東京帝国大学 |
学問 | |
研究分野 | 英語学・神学 |
研究機関 | 広島高等師範学校・第三高等学校・同志社大学・尚絅女学院大学 |
栗原 基(くりはら もとい、1876年2月15日 - 1967年8月26日)は、日本の英語教育者、キリスト教学者、翻訳家。
経歴
[編集]1876年、宮城県仙台生まれ。第二高等学校、仙台ホサナ教会でアニー・S・ブゼルにキリスト教を学び、東京帝国大学文学部英文科に進んだ。大学では、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の教えを受ける。1901年に大学を卒業。
卒業後、1902年より広島高等師範学校教授。1912年、京都YMCA主事、第三高等学校教授に就任。1930年に三・一五事件との関連により退官した。その後は同志社大学、尚絅女学院大学で教えた。
家族・親族
[編集]著作
[編集]- 『霊光録』(洛陽堂) 1916
- 『ポイント・オヴ・ヴィユー』(警醒社書店) 1920
- 『趣味の英語 一日一文』(広文堂) 1925
- 『最新英譯和譯學修法』(春陽堂、受驗叢書) 1930
- 『ブゼル先生伝』(ブゼル先生記念事業期成会) 1940、のち改題『ブゼル先生伝 伝記・アンネー・サイレーナ・ブゼル』(大空社、伝記叢書) 1992
- 『バーバンクと植物品種の創造』(恒星社) 1942
- 『植物王バーバンク 「彼はどうやって新品種を創作したか」』(恒星社厚生閣) 1949
- 『日本の始まり 新説 神話は生きていた』(講談社) 1969
共編著
[編集]- 『英国文学史』(藤沢周次共編、博文館、帝国百科全書) 1907
- 『袖珍世界辭典』(大橋五郎共編、博文館) 1913
- 『高等学校程度入学模擬試験英語問題及解答』(須貝清一共著、広文堂) 1924
- 『分類的英文問題選及訳』(山藤美可共著、閤文閣) 1924
- 『英文解釋必修問題集』(山藤美可共著、廣文堂) 1927
翻訳
[編集]- 『耶蘇伝』(アルノー・ノイマン、警醒社) 1910
- 『人間修養論』(ジョン・ラスキン、訳注、博文館) 1911
- 『社会政策概論』(チャールス・リチモント・ヘンデルソン、大日本図書) 1914
- 『耶蘇の人格』(ヘンリー・エマーソン・フォスヂック、、日本基督教興文協会) 1915、のち改題『イエスの人格』(比叡書房) 1953
- 『日米問題』(シドニー・ギユリツク、警醒社書店) 1915
- 『スポルヂョン説教集』(赤井米吉共訳、磯部甲陽堂) 1916
- 『フオスヂツク霊交録』(日本基督教興文協会) 1916
- 『耶蘇の社会訓』(ウオルター・ラウシエンブシ、日本基督教青年同盟本部) 1918
- 『信仰の意義』(フオスヂツク、開拓社) 1921 - 1922
- 『ヘルン文學選集[2]』(積善館) 1924
- 『朝祷』(訳、福音書館) 1924
- 『黄金河の王様』(英文精粹, 泉一夫共編、創生社書店) 1925
- 『現代の聖書観 梗概』(フオスヂツク、開拓社) 1925
- 『現代の信仰観』(フオスヂツク、開拓社) 1925
- 『近代文明と基督教』(ラインホルド・ニーバー、イデア書院、基督教思想叢書) 1928
- 『トレメンダス・トライフルズ』(G・K・チェスタトン、廣文堂) 1929
- 『近代基督教思想史』(アーサー・クシュマン・マッギファート、有賀鉄太郎共訳、新生堂、基督教思想叢書) 1930
- 『新社会建設のため 新祷書』(ラウシエンブツシユ、基督教思想叢書刊行会) 1932
- 『無宗教への叛逆』(フオスヂツク、基督教思想叢書刊行会) 1935
- 『ナザレ人イエス』(H・E・フォスヂック、日本基督教青年会同盟) 1954
- 『宝瓶宮福音書』(リバイ・ドーリング、霞ケ関書房) 1970
記念文集
[編集]- 『思い出の父栗原基』(菊沢喜美子著、善通寺、私家版) 1969
- 『栗原基先生記念追悼集』(栗原基先生記念追悼集刊行会、昭森社) 1980
脚注
[編集]- ^ 『栗原基先生記念追悼集』
- ^ ヘルンとは小泉八雲のこと。