栗原一貴
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栗原 一貴(くりはら かずたか、1978年 - )は、日本の情報科学者、津田塾大学教授。学位は博士(情報理工学)(東京大学・2007年)。2012年に「人の発話を遠隔から阻害する装置「SpeechJammer」で」塚田浩二とともにイグノーベル賞「音響学賞」を受賞[1][2]した。
経歴
[編集]1978年、栃木県宇都宮市生まれ。1996年、栃木県立宇都宮高等学校卒業後、東京大学理科二類入学[3]。2000年、東京大学工学部機械情報工学科卒業[3]。2007年、東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻博士課程修了。同年、独立行政法人産業技術総合研究所研究員に就任し、2013年より主任研究員になった。2014年より津田塾大学学芸学部情報科学科准教授となった。2019年より津田塾大学学芸学部情報科学科教授[4]になった。
研究
[編集]「物議を醸す情報システム開発」と称する研究スタイルが得意であるとしている[5]。研究対象はヒューマンコンピュータインタラクション全般、エンタテインメントコンピューティング、および教育現場におけるICT技術の活用研究などである。
スピーチ・ジャマー
[編集]イグ・ノーベル賞の受賞対象となった「SpeechJammer(スピーチ・ジャマー)」は、おしゃべりな人の音声を、1秒未満の遅れを加えてそのままスピーカーを通して返し、「おしゃべりを邪魔する仕組み」である[6]。
脚注
[編集]- ^ 栗原, 一貴、塚田, 浩二「イグノーベル賞受賞研究 SpeechJammer」『人工知能学会誌』第28巻第2号、2013年3月1日、318-325頁、2021年4月17日閲覧。
- ^ “開発者が明かした、イグノーベル賞「スピーチジャマー」の誕生秘話(栗原 一貴) | ブルーバックス | 講談社(1/4)”. Kodansha Bluebacks. 講談社 (2019年7月26日). 2021年4月17日閲覧。
- ^ a b “栗原 一貴 (Kazutaka Kurihara) - 学歴 - researchmap”. researchmap.jp. 2021年12月21日閲覧。
- ^ “栗原 一貴 教授|津田塾大学”. 津田塾大学. 2021年4月17日閲覧。
- ^ https://www.unryu.org/ 栗原一貴, 博士(情報理工学)]
- ^ [1][リンク切れ]