柳田忠則
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柳田 忠則(やなぎた ただのり、1946年11月10日 - )は、日本の国文学者。『大和物語』・『伊勢物語』の研究者。学位は、博士(文学)(広島大学・2020年)(学位論文「大和物語の研究」)。元日本大学教授。元茨城県立高等学校教諭。茨城県出身。
人物
[編集]- 1968年日本大学文理学部国文学科を卒業、1971年同大学大学院文学研究科国文学専攻を修了。
- 茨城県内の高等学校の教諭(茨城県立取手第二高等学校など)を務めたのち、1989年から日本大学商学部の教員となり、教授、同大学同学部図書館の副館長を務め、2017年定年退職。
- 2020年1月、「大和物語の研究」で、広島大学より博士(文学)の学位を取得[1]。
研究テーマ
[編集]- 『伊勢物語』の研究史
- 『大和物語』の創作性(虚構性)
所属学会
[編集]- 全国大学国語国文学会
- 和歌文学会
- 中古文学会
- 平安文学会(京都)
- 解釈学会
- 古典論叢会
- 日本大学国文学会
- 日本大学商学研究会
著書
[編集]- 単著
- 編纂
- 担当執筆
- 「『伊勢物語』と『万葉集』―物語形成の一面―」福井貞助[編]『伊勢物語―諸相と新見―』風間書房、1995年5月28日。(担当ページ:333-354頁)
- 国立歴史民俗博物館館蔵史料編集会[編]『貴重典籍叢書 文学篇 第16巻 物語―国立歴史民俗博物館蔵―』臨川書店、1999年5月20日。(解題(594-607頁)を担当。)
- 「『大和物語』覚書-『後撰集』との関わりの一面-」雨海博洋[編]『歌語りと説話』(新典社研究叢書102)新典社、1996年10月10日。(担当ページ:161-178頁)
- 「総論編―大和物語―「平城天皇」関係章段」(151-158頁)、「文献編―大和物語―「伝本」(562-567頁)、「論文目録」(583-601頁)」(雨海博洋・神作光一・中田武司『歌語り・歌物語事典』勉誠社、1997年2月10日。
- 「『伊勢物語』散佚本の本文について」王朝物語研究会[編]『論叢伊勢物語1-本文と表現-』新典社、1999年9月。
- 「『伊勢物語』異本研究の現在」王朝物語研究会[編]『論叢伊勢物語2―歴史との往還―』新典社、2002年11月。
脚注
[編集]- ^ 国立国会図書館. “博士論文『大和物語の研究』”. 2023年4月6日閲覧。