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柳狂亭 重直(りゅうきょうてい しげなお、生没年不詳)とは、江戸時代の大坂の浮世絵師。
柳斎重春の門人、柳狂亭と号す。文政12年(1829年)に大坂で興行された芝居の役者絵を描いている。
- 「木津ノ勘祐・嵐璃寛」 大判錦絵2枚続の内 池田文庫所蔵 ※文政12年7月、大坂角の芝居『棹歌木津川八景』より。丸丈斎国広との合作
- 「道てつ・市川白猿」 大判錦絵 池田文庫所蔵 ※文政12年8月、大坂中の芝居『伊達競阿国戯場』より。「初秋や いが栗ほうづ まだ青し 夜雨庵白猿」の句あり
- 「より兼・市川白猿 絹川谷蔵・市川白猿」 大判錦絵 ※同上
- 黒田源次 『上方絵一覧』 佐藤章太郎商店、1929年
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年 ※46頁