林克彦 (生殖遺伝学者)
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林克彦 はやし かつひこ Katsuhiko Hayashi | |
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国籍 | 日本人 |
研究分野 |
幹細胞 生殖学 |
研究機関 | 大阪大学 |
出身校 | 明治大学 |
主な業績 | 人工多能性幹細胞研究の臨床応用 |
プロジェクト:人物伝 |
林克彦(はやし かつひこ、1972年 - )は、日本の生殖遺伝学者、幹細胞研究者である[1]。
雄マウスの細胞から人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作り、卵子に分化させ、その卵子を使い子どもを誕生させた[2][3][4]。
略歴
[編集]主な略歴は以下の通り[1]。
- 1994年3月 明治大学農学部農学科卒業
- 2004年3月 理学博士(東京理科大学)
- 2005年4月 ケンブリッジ大学ガードン研究所 博士研究員
- 2009年4月 京都大学医学研究科(機能微細形態学分野)講師
- 2012年4月 京都大学大学院医学研究科 准教授(機能微細形態学)
- 2012年4月 京都大学大学院医学研究科 准教授(機能微細形態学)
- 2014年4月 九州大学医学研究院(ヒトゲノム幹細胞分野)教授
- 2021年9月 大阪大学大学院医学系研究科教授
評価
[編集]- 2023年12月13日、学術雑誌ネイチャーが選ぶ、今年の10人の一人に選ばれた。絶滅危惧種の保全などへの応用が期待されるとしている[5][2]。
- 2024年04月17日、アメリカ合衆国の雑誌『タイム』が選ぶ、世界で最も影響力のある100人の一人に選ばれた。「不妊や同性カップルに希望を与える」ことが評価された[6][7]。
出典
[編集]- ^ a b “林 克彦 教授(生殖遺伝学)が着任しました”. 大阪大学医学系研究科・医学部. 2024年12月30日閲覧。
- ^ a b “英ネイチャー誌「今年の10人」 大阪大学の林克彦氏選出、オス細胞から子”. 日本経済新聞 (2023年12月14日). 2024年12月30日閲覧。
- ^ Ledford, Heidi (2023-12-21). “Making mice with two dads: this biologist rewrote the rules on sexual reproduction” (英語). Nature 624 (7992): 499–499. doi:10.1038/d41586-023-03922-6. ISSN 0028-0836 .
- ^ “卵子の成り立ちを探求 生命の出発点に迫る:林 克彦|日経サイエンス”. 日経サイエンス. 2024年12月30日閲覧。
- ^ “Nature’s 10” (英語). www.nature.com. 2024年12月30日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2024年4月18日). “米 タイム誌「世界で最も影響力のある100人」に宮崎駿氏ら”. NHKニュース. 2024年12月30日閲覧。
- ^ 外信部, 時事通信 (2024年4月18日). “「影響力ある100人」に宮崎監督 上野千鶴子氏も、日本ゆかり4人―米誌タイム:時事ドットコム”. 時事ドットコム. 2024年12月30日閲覧。