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林久男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

林 久男(はやし ひさお、1882年5月19日 - 1934年12月2日)は、日本のドイツ文学者。

人物・来歴

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長野県出身。号は鴎南(おうなん)。1908年東京帝国大学文学部独文科卒。第七高等学校造士館 (旧制)、第二高等学校第三高等学校教授を務める。ゲーテ研究のほか,演劇評論でも知られた[1]。三高では文芸部長を務め、織田作之助,青山光二らの指導にあたった[2]

著書

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  • Jung-Schiller、 von H. Hayashi. 南江堂 1921
  • 『芸術より生活へ』岩波書店, 1922
  • 『芸術国巡礼』岩波書店, 1925
  • 『ゲーテの面影』岩波書店, 1928

翻訳

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  • フリードリッヒ・シルレル『たくみと恋』(新訳独逸古典文学傑作集)林鴎南 訳. 南江堂書店, 1915
  • ゲーテ『ヴィルヘルム・マイスタア』岩波書店, 1920 のち文庫
  • 『狼火 現代劇集』訳著. 二松堂書店, 1921
  • シルレル『ウィルヘルム・テル』(郁文堂独和対訳叢書)訳註. 郁文堂書店, 1926
  • 『ゲーテの詩』(村の本)日向新しき村出版部, 1928

脚注

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  1. ^ コトバンク
  2. ^ 青山光二『懐かしき無頼派』