松本機械製作所
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種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒590-0906 大阪府堺市堺区三宝町6丁326 |
設立 | 1939年(昭和14年)9月7日 |
業種 | 機械 |
法人番号 | 7120101006654 |
事業内容 | 各種遠心分離機の開発・製作。上記機械に付属する化学機械ならびに装置の開発・製作。 |
代表者 | 松本知華 |
資本金 | 3000万円 |
従業員数 | 50名 |
支店舗数 | 3 |
決算期 | 3月31日 |
主要子会社 | 松本機械販売株式会社 |
外部リンク | https://mark3.co.jp/ |
株式会社松本機械製作所(まつもときかいせいさくしょ、英:Matsumoto Machine Manufacturing Co., Ltd.)は、大阪府堺市堺区三宝町に本社を置く、遠心分離機製造を主体とする日本の機械メーカー。
子会社に松本機械販売株式会社(まつもときかいはんばい、英:Matsumoto Machine Sales Co., Ltd.)を持つ。公益社団法人化学工学会、日本液体清澄化技術工業会、大阪商工会議所、堺商工会議所の会員企業である。
概要
[編集]1939年(昭和14年)9月7日、松本福太郎によって創業された機械メーカー。創業時は飛行機のプロペラを製造していた。[1]
戦後、外国製の洗濯機の修理を行う過程で製薬メーカーの遠心分離機の修理を依頼された。その依頼がきっかけで遠心分離機の製造開発を行うようになった。
現在は遠心分離機の開発・製作、上記機械に付属する化学機械ならびに装置の開発・製作を主な事業としている。
医薬品、化学、繊維、鉄鋼、食品など各種プラント用の遠心分離機および関連部品の製造、一般廃棄物および産業廃棄物処理事業用の脱水機の製造、切削屑から切削油を回収する遠心分離機の製造、及びメンテナンスなどを行っている。
沿革
[編集]- 1938年(昭和13年)- 松本福太郎が工作機械。産業機械の製作を始める
- 1939年(昭和14年)- 株式会社として登録
- 1945年(昭和20年)- 7月堺空襲により工場大半焼失 操業不能となり休業
- 1947年(昭和22年)- 松本孝 学業卒業と共に工場整備 会社を再開
- 1949年(昭和24年)- 製薬会社・化学工業各社から遠心分離機の修理を委託される
- 1950年(昭和25年)- 遠心分離機製作・販売を専業とする
- 1950年(昭和25年)- スキミング型遠心分離機販売
- 1951年(昭和26年)- 紡績用木簡漆塗装用遠心分離機販売
- 1953年(昭和28年)- 製薬アンプル脱水用遠心分離機販売
- 1953年(昭和28年)- 硝化綿アルコール駆水用遠心分離機販売
- 1953年(昭和28年)- 東京営業所開設
- 1955年(昭和30年)- 凍り豆腐(高野豆腐)脱水用遠心分離機販売
- 1961年(昭和36年)- 冷却時濾過用遠心分離機販売
- 1963年(昭和38年)- 電動ケーキ掻取装置付全自動遠心分離機販売 ・松本孝 専務就任
- 1965年(昭和40年)- 澱粉製造用遠心分離機販売(松本孝 アメリカ視察)
- 1966年(昭和41年)- 防爆用完全密閉遠心分離機販売(松本孝 ヨーロッパ視察)
- 1967年(昭和42年)- オーバーフィード防止装置(レバー引き外し式)完成
- 1968年(昭和43年)- ポリシングクーラント用全自動遠心分離機販売
- 1971年(昭和46年)- ミーリングチップ脱油用全自動遠心分離機販売
- 1972年(昭和47年)- 転倒排出型全自動遠心分離機販売(中小企業庁自動化機械開発賞)
- 1973年(昭和48年)- 米国デラバル社と上部駆動全自動遠心分離機MARKⅢの技術提携
- 1974年(昭和49年)- 米国デラバル社とスラッジ脱水用遠心分離機の技術提携(松本孝 社長就任)
- 1978年(昭和53年)- 西独エラベルグ社と切削屑脱油用連続遠心分離機の技術提携
- 1982年(昭和57年)- 松本機械販売株式会社を設立
- 1982年(昭和57年)- ケーシング開放型MARKⅢ販売
- 1983年(昭和58年)- 下部油圧駆動懸垂型遠心分離機販売
- 1985年(昭和60年)- 上部吸出型全自動遠心分離機販売
- 1986年(昭和61年)- インバーター制御全自動遠心分離機(PLAS―MAIND)販売
- 1987年(昭和62年)- ドイツハインケル社の濾布反転遠心分離機HFを輸入販売
- 1998年(平成10年)- 松本佳裕 社長就任
- 1998年(平成10年)- 富山営業所開設
- 2000年(平成12年)- 横型全自動遠心分離機JMP販売
- 2001年(平成13年)- 品質マネージメントシステムISO9001取得(4月16日)認証番号JSAQ1129
- 2005年(平成17年)- 実験室用遠心分離機 LACを開発し販売を始める
- 2006年(平成18年)- 斜め排出型遠心分離機eMV販売
- 2010年(平成22年)- 大阪ものづくり優良企業賞『匠』受賞
- 2013年(平成25年)- ろ布付着残結晶掻取装置SCREW販売
- 2013年(平成25年)- 松本機械販売Facebook製作・YOUTUBEページ作成・GMP専門遠心分離機PGシリーズ販売
- 2014年(平成26年)- 難濾過性物質遠心分離機HERVA販売・松本知華社長就任
- 2015年(平成27年)- 全量回収横型遠心分離機FLOWM販売
- 2018年(平成30年)- 本社工場完成 堺市堺区三宝町へ本社移転
- 2019年(令和元年)- 堺 技術・技能承継モデル企業に認定
- 2019年(令和元年)- 堺技衆に認定
- 2019年(令和元年)- 「はばたく中小企業・小規模事業者300社」を受賞
- 2019年(令和元年)- 堺優良従業員産業ルネサンス表彰受賞
- 2021年(令和3年)- 「関西ものづくり新撰2021」受賞
事業所
[編集]- 本社(大阪府堺市堺区)
- 東京営業所(東京都中央区)
- 富山営業所(富山県富山市)
関連会社
[編集]- 松本機械販売株式会社[2]
加盟団体
[編集]出典
[編集]- 松本機械グループ沿革-2021年、株式会社松本機械製作所、2021年5月閲覧。
脚注
[編集]- ^ “松本知華 松本機械グループ (前篇)”. つーる・ど・堺【堺・南大阪の地域情報】 (2015年9月7日). 2021年5月28日閲覧。
- ^ “遠心分離機の松本機械グループ”. 遠心分離機の松本機械グループ - (2021年3月17日). 2022年7月19日閲覧。