松本尚子
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松本 尚子(まつもと なおこ、1966年[1] - )は、日本の法学者。専門は西洋法制史。学位は、法学博士(ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ大学フランクフルト・アム・マイン)。上智大学法学部教授。法制史学会理事。
人物
[編集]栃木県立宇都宮女子高等学校を経て、一橋大学法学部在学中にドイツのケルン大学に留学。勝田有恒に師事し、大学卒業後、一橋大学大学院院法学研究科博士課程を経て、1997年ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ大学フランクフルト・アム・マインで博士(法学)の学位を取得[2]。
→「Category:博士(法学)取得者」を参照
日本学術振興会特別研究員、一橋大学法学部非常勤講師、北海道大学法学部講師を経て、2002年から上智大学法学部で准教授や教授を務め、神聖ローマ帝国や、近代ドイツのポリツァイ、行政、行政裁判所、裁判実務などについての研究を行う[3]。
略歴
[編集]- 1991年一橋大学法学部卒業[4]
- 1993年一橋大学大学院法学研究科西洋法制史専攻修士課程修了[4]
- 1997年ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ大学フランクフルト・アム・マイン法学博士(Doktor Juris)[4][5]
- 1998年一橋大学大学院法学研究科西洋法制史専攻博士課程中退[4]
- 2000年日本学術振興会特別研究員[4]
- 2002年上智大学法学部助教授[4]
- 2007年上智大学法学部准教授[4]
- 2009年上智大学法学部教授[4]
- 2016年法制史学会理事[4]
- 2022年ウィーン大学法学部客員教授[5]
著作
[編集]著書
[編集]論文
[編集]- 「近代ドイツの労働法制とジェンダー」三成美保編『ジェンダーの比較法史学 : 近代法秩序の再検討』大阪大学出版会、2006年
- 「ドイツ近代労働法黎明期の労働訴訟」上智大学法学会編『変容する社会の法と理論』上智大学法学部創設五十周年記念、有斐閣、2008年
- 「交渉の場としての調停」林康史編『ネゴシエイション : 交渉の法文化』国際書院、2009年
- 他多数