松本圭佑
松本 圭佑(まつもと けいすけ、1999年7月17日 -)は、日本のプロボクサー。第67代日本フェザー級王者。元WBOアジアパシフィックフェザー級王者。大橋ボクシングジム所属。神奈川県横浜市出身[1]。身長174cm。リーチ173cm。
人物
[編集]祖父は東日本ウェルター級新人王松本弘、父は日本・東洋太平洋フェザー級王者松本好二というボクシング一家[2]。
脱毛症の影響で2023年の試合からスキンヘッドにしている[3]。
フジテレビの番組ミライ☆モンスターでたびたび特集されていることから、あだ名は「ミライモンスター」[4]。
来歴
[編集]小学3年生からボクシングを始めて[5]、U-15大会で5連覇[6]。
みなと総合高校卒業後、東京農業大学に進学(後にプロ入りのため中退)。なおみなと総合高校時代、全国高等学校ボクシング選抜大会でライトフライ級の部で優勝経験がある[7]。
2020年8月24日、プロデビュー戦は4回TKO勝ち[8]。
2023年4月18日、後楽園ホールにて行われた「ダイヤモンドグローブ」のメインで日本フェザー級1位で元日本フェザー級王者佐川遼と日本フェザー級王座決定戦を行い、10回3-0(99-91×2、98-92)判定勝ちで日本王座獲得[9]。なお同階級で親子揃って日本王者になるのは史上初[10]。
2023年8月30日、後楽園ホールで行われた「フェニックスバトル」のメインイベントでWBOアジアパシフィックフェザー級2位・日本フェザー級1位のリドワン・オイコラとWBOアジアパシフィックフェザー級王座決定戦及び日本フェザー級タイトルマッチの2冠戦を行い、12回3-0(117-111、118-110、119-109)判定勝ちを収め、日本王座初防衛成功と同時にWBOアジアパシフィック王座を獲得し、2冠王者となった[11]。
2023年12月1日付で、WBOアジアパシフィック王座を返上した。
2024年2月22日、後楽園ホールで行われた「フェニックスバトル」のセミファイナルで日本フェザー級1位の前田稔輝と日本フェザー級タイトルマッチを行い、10回3-0(96-92×3)の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した[12]。
戦績
[編集]- アマチュア - 95戦80勝15敗
- プロ - 10戦10勝0敗(7KO)
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2020年8月24日 | ☆ | 4R 0:34 | TKO | 三宅寛典(ビッグアーム) | 日本 | プロデビュー戦 |
2 | 2021年1月14日 | ☆ | 1R 2:26 | TKO | ベジータ石川(折尾) | 日本 | |
3 | 2021年5月21日 | ☆ | 1R 2:08 | TKO | 室田拡夢(T&T) | 日本 | |
4 | 2021年12月14日 | ☆ | 5R 0:46 | TKO | 荒木貴裕(JBスポーツ) | 日本 | |
5 | 2022年6月29日 | ☆ | 1R 0:42 | TKO | ナクハリン・ハンギュ | タイ | |
6 | 2022年9月13日 | ☆ | 2R 1:43 | TKO | 石田凌太(角海老宝石) | 日本 | |
7 | 2023年1月10日 | ☆ | 2R 2:42 | TKO | 濱口人夢(市野) | 日本 | |
8 | 2023年4月18日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | 佐川遼(三迫) | 日本 | 日本フェザー級王座決定戦 |
9 | 2023年8月30日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | リドワン・オイコラ(平仲BS) | ナイジェリア | WBOアジアパシフィックフェザー級王座決定戦・日本フェザー級タイトルマッチ WBOアジア太平洋王座獲得→返上・日本王座防衛1 |
10 | 2024年2月22日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | 前田稔輝(グリーンツダ) | 日本 | 日本王座防衛2 |
テンプレート |
獲得タイトル
[編集]アマチュア
[編集]- 第29回全国高等学校ボクシング選抜大会ライトフライ級優勝
- 2018年度台北市カップ国際トーナメントバンタム級優勝
プロ
[編集]脚注
[編集]- ^ Boxingtimeline 松本 圭佑 Boxingtimeline
- ^ 【ボクシング】“ミライ☆モンスター”松本圭佑がプロ入り発表 ボクシング・マガジン編集部 2020年2月20日
- ^ 松本圭佑が決意のスキンヘッドで2回TKO勝ち「脱毛症だったり、コンプレックスがある人に勇気を」/ボクシング サンスポ 2023年1月10日
- ^ 「ミライモンスター」松本圭佑が4・18後楽園で日本フェザー級王座決定戦「尊敬の念を持って」 日刊スポーツ 2023年2月14日
- ^ 松本圭佑、プロボクサーへ転向「父親を超えて世界王者に」 サンスポ 2020年2月20日
- ^ アスリートのレシピ Vol.02 ボクシング THERMOS
- ^ 高校選抜 堤駿斗、松本圭佑、荒本一成らが優勝 Boxing News(ボクシングニュース)2016年3月26日
- ^ 2020年8月試合結果 日本ボクシングコミッション
- ^ ホープ松本圭佑が佐川遼に判定勝ち 好二トレーナーと親子二代で日本フェザー級王者に Boxing News(ボクシングニュース)2023年4月18日
- ^ 【ボクシング】松本圭佑、史上初の日本フェザー級親子2代王者「世界を狙っていけるように」 日刊スポーツ 2023年4月18日
- ^ 松本圭佑が日本王座防衛&アジア王座奪取 右肩故障のアクシデント乗り越えた スポーツ報知 2023年8月30日
- ^ “松本圭佑、最終回にダウン奪われるも判定でV2成功 日本フェザー級タイトルマッチ”. 日刊スポーツ (2024年2月22日). 2024年5月16日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 大橋ボクシングジム 所属選手
- 松本圭佑 (@k_s_kma2box) - X(旧Twitter)
- 松本圭佑 (@k_s_kma2box) - Instagram
- 松本圭佑の戦績 - BoxRec
空位 前タイトル保持者 阿部麗也 |
第67代日本フェザー級王者 2023年4月18日 - 現在 |
次王者 N/A |
空位 前タイトル保持者 阿部麗也 |
WBOアジア太平洋フェザー級王者 2023年8月30日 - 2023年12月1日(返上) |
空位 次タイトル獲得者 藤田健児 |