松本修明
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(松本勝彌から転送)
松本 修明(まつもと しゅうみょう、1938年〈昭和13年〉 - )は、東京都八王子市生まれの僧侶。文句能化。宗教法人無心庵(富士山蓮華寺)代表役員。富士山蓮華寺東京布教所主管[1]。
人物
[編集]- 1938年生。
- 本名:松本勝彌 宗教法人無心庵(富士山蓮華寺)代表役員
- 東海大学時代、創価学会に入信。その後、創価学会本部職員(財団法人・民主音楽協会企画部)となり、創価学会の理事・教学部教授などに就任[2]。
- 1972年、現職のまま創価学会を相手に「正本堂御供養金返還訴訟」[3]を起こす。創価学会を除名、職員を懲戒免職となる[4]。日蓮正宗からも破門される[5]。
- 大日蓮宗の本山上行寺の貫首・工藤日吼のもとで得度[6]。
- 大日蓮宗が日蓮宗への復帰(1973年5月)にともない、大日蓮宗を離れる[6]。
- 西山本門寺(日興門流)の第50世貫主森本日正の直弟子となり、1984年「修明」を受ける。
- 1992年(平成4)4月、西山本門寺東京布教所主幹を拝命。富士山蓮華寺住職に就任。
- 1993年(平成5)4月、西山本門寺50世玄義能化・智識相承(漫荼羅添書)、恵照坊日承の日号を授与。
- 1994年(平成6)4月、西山本門寺50世文句能化・智識相承(漫荼羅添書)授与。
- 1995年(平成七)、西山本門寺50世森本日正上人より玄妙阿闍梨号(漫荼羅添書)を授与。
- 2020年(平成22)より『御義口伝文句統略』を伊藤瑞叡先生主宰の『法華学報』に連続掲載中。
- 日蓮宗の僧侶と親交が有る。
著書
[編集]- 『南無妙法蓮華経要義』全四巻(小林書房,1991)
- 『本化興風略要品 本化興風法式壹』(富士山本門寺根源東京布教所,1993)
- 『禅定・読経・写経から観た日本仏教』(東京ライフデザインアカデミー,2006)
- 松本修明伝 「御義口伝文句統略(上)序品第1」『法華学報』第19号(法華佛教文化総合研究会編,ニチレン出版,2010年)
- 松本修明伝「御義口伝文句統略(上)方便品第二」『法華学報』第20号(法華佛教文化総合研究会編,ニチレン出版,2011年)
- 松本修明伝 「御義口伝文句統略(上)譬喩品第三・信解品第四・薬草喩品第五」『法華学報』第21号(法華佛教文化総合研究会編,ニチレン出版,2012年)
- 「『御義口伝玄義統略』『御義口伝文句統略』解題考」『伊藤瑞叡博士古稀記念論文集:法華仏教と関係諸文化の研究』(山喜房佛書林,2013年2月28日)
- 『法華玄義口決』全5巻(国書刊行会,2022年9月15日)
- 『法華文句口決』全6巻(国書刊行会,2023年3月31日)
- 『法華経開結口決』全1巻(国書刊行会,2023年3月31日)
その他多数。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 松本修明「宗教と既成教団の違い~伝統教団の長所を見直そう~」『現代宗教研究』第31号,(日蓮宗現代宗教研究所,1997年),pp.66-101。
- 「板まんだら」事件(「京都産業大学法学部憲法学習用基本判決集」主題別 判決一覧/裁判請求権、司法権)