松木浩二
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松木 浩二(まつき こうじ、1947年11月26日[1] - )は、日本の岩石力学者。東北大学名誉教授[2][3]。工学博士(東京大学)
略歴・人物
[編集]静岡県生まれ[4]。1966年、静岡県立静岡高等学校卒業[5]、同年、東京大学理科I類入学。1971年6月、東京大学工学部資源開発工学科卒業[4]。1973年、同大学院工学系研究科資源開発工学専攻修士課程修了[4]。1976年、同博士課程修了[4]。「岩石の圧縮破壊過程に関する研究」で工学博士[6]。同年4月、東北大学工学部資源工学科助手[4]。1985年5月、同講師[4]。1988年1月、同助教授[4]。この間、1977年9月から1年間、ウェストバージニア州立大学在外研究員として勤務、応力測定法の研究を行う[4]。1992年5月、東北大学工学部教授[4]。1997年、東北大学大学院工学研究科地球工学専攻教授[4]。2003年、東北大学大学院環境科学研究科環境科学専攻教授[4]。2012年、同退職[4]。東北大学学友会少林寺拳法部の部長を長年務めた[4]。
学会においては、資源・素材学会岩盤工学部門委員長、同東北支部長、同理事をはじめ,石油技術協会理事を歴任。日本ウォータージェット学会で、理事、副会長を歴任した後,2006年〜2008年同会長[4]。
研究領域
[編集]岩石の力学的挙動の解明を基礎として,岩石の破壊力学に関する研究,地下き裂の力学挙動と透水性評価,深部地圧測定法および広域応力場評価法の開発,さらにウォータージェットの応用技術と多岐にわたり、資源・エネルギー開発,大深度地下利用や地殻工学・地殻環境技術分野において,国内外で評価されている[4]。
受賞
[編集]- 1985年 日本鉱業会奨励賞(日本鉱業会)[1]
- 1999年 資源・素材学会論文賞(資源・素材学会)[1]
- 1999年 萩原賞(論文賞)(骨材資源工学会)[1]
- 2000年 Best paper award (6th Pacific Rim International Conference on Water Jet Technology)[1]
- 2004年 ARMS賞(The 3rd ARMS Excellent Paper Award)[1]
- 2005年 核燃料サイクル開発機構開発功績賞(核燃料サイクル開発機構)[1]
- 2005年 GRC Best Paper Awards(Geothermal Resources Council)[1]
- 2012年 資源・素材学会論文賞(資源・素材学会)[1]