松原橋 (彦根市)
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松原橋(まつばらばし)は滋賀県彦根市松原の滋賀県道2号大津能登川長浜線に位置する橋である。琵琶湖から彦根港脇の彦根城水路に入った位置に架かる。橋の長さ33m、幅16.8mの両側に歩道がある。琵琶湖一周ルートにも組み込まれている。
歴史
[編集]1927年(昭和2年)に完成した当時、この橋は全国で唯一の廻転橋だった。橋の長さ18間7分(約33.6m)、幅2間(約3.6m)と記録に残っている。廻転橋だった理由は、同年に水路内に完成した彦根港に船舶を通過させるためである。船舶が通過する際には、車は通れず、作業員が2人がかりで橋を1日平均11回、多い時には1日26回も回転させていた。しかし、設備が老朽化したことや、1967年(昭和42年)4月に湖岸の彦根港が完成して船の出入りがなくなったことから、1967年(昭和42年)9月11日、固定式の松原橋に付け替えられた。後に交通量の増大などにより、1997年(平成9年)3月に拡幅・新しい道路の基準にのっとり、新しく架け替えが行われ、現在の松原橋に至る。
周辺施設
[編集]- 松原水泳場
- 近江高等学校
- 彦根市立城北小学校
- 彦根市立城北幼稚園
- 蒼(あお)の湖邸 BIWAFRONT HIKONE(ビワフロント彦根) - 2023年8月開業予定(旧彦根ビューホテル)[1]
- かんぽの宿彦根
- 春日神社
脚注
[編集]- ^ 「ビワフロント彦根」8月開業 旧ビューホテルを一新 - 中日新聞、2023年5月24日閲覧
出典・参考文献
[編集]- 彦根観光協会 石碑 回転橋跡
- 城下町をイメージ 彦根の松原橋開通/滋賀、朝日新聞、朝刊、1997年3月28日
- 回転橋(松原橋),2020年10月3日閲覧