松井慶太
松井 慶太(まつい けいた、1984年 - )は、日本の指揮者[1]、東京音楽大学特任講師[2][3]。
経歴
[編集]16歳のときピアニストとしてポーランドのクラクフ交響楽団と共演した[1]。
青森県立八戸北高等学校から[4]、東京音楽大学指揮科に進み、汐澤安彦、広上淳一に師事した[1]。また、ピアノは島田玲子、宮原節子、オーボエは安原理喜、さらに音楽理論は久田典子の指導を受けた[5]。
2006年には、大韓民国で開催されたアジア・フィルハーモニック・オーケストラに参加してチョン・ミョンフンの指導を受けた[1]。
2007年に、東京音楽大学指揮科を卒業した[1]。この年、テレビドラマ版『のだめカンタービレ』の出演者への指揮指導にあたり、また「のだめオーケストラ演奏会」で指揮をした[6]。
2008年から2014年にかけて、NHK交響楽団の定期演奏会で、合唱指揮を担当した[1]。
2009年、第15回東京国際音楽コンクールで入賞し奨励賞を受賞した[1]。
2011年、東京混声合唱団の「コンダクター・イン・レジデンス」となり[5]、2018年までその任にあった[7]。
2022年9月、オーケストラ・アンサンブル金沢のコンダクターとなった[3][7]。
2023年、東京音楽大学作曲指揮専攻(指揮)特任講師となった[3]。
松井は、地元である八戸市の中高生で編成されている八戸ジュニア・オーケストラの音楽監督も務めている[8]。
指揮した交響楽団
[編集]松井は、海外ではプラハ交響楽団室内オーケストラなど、日本国内では東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、パシフィックフィルハーモニア東京、オーケストラ・アンサンブル金沢、九州交響楽団、京都市交響楽団、群馬交響楽団、札幌交響楽団、セントラル愛知交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、中部フィルハーモニー交響楽団、山形交響楽団、シエナ・ウインド・オーケストラ、東京吹奏楽団、東京室内歌劇場などで指揮をしたことがある[1]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j 「松井 慶太(指揮)」ヒラサ・オフィス。2024年9月30日閲覧。
- ^ 「教員紹介」東京音楽大学。2024年9月30日閲覧。
- ^ a b c 「指揮者」オーケストラ・アンサンブル金沢。2024年9月30日閲覧。
- ^ 「青森県立八戸北高等学校 創立50年記念」青森県立八戸北高等学校。2024年10月1日閲覧。
- ^ a b 「松井慶太 指揮」名古屋フィルハーモニー交響楽団。2024年10月1日閲覧。
- ^ 「オーケストラとあそぼう! (PDF)」いわき芸術文化交流館アリオス。2024年10月1日閲覧。
- ^ a b 「指揮者紹介 conductor」横手フィルハーモニー管弦楽団。2024年10月1日閲覧。
- ^ 「表現力豊かな奏で、聴衆うっとり 八戸ジュニア・オーケストラ定演」デーリー東北、2024年9月13日。2024年10月1日閲覧。
外部リンク
[編集]- 松井慶太 Keita MATSUI (@Keita__MATSUI) - X(旧Twitter)
- Keita Matsui - Discogs