松井広志
表示
人物情報 | |
---|---|
生誕 |
1983年1月16日(41歳) 日本・大阪府 |
国籍 | 日本 |
出身校 |
神戸大学 大阪市立大学大学院 |
学問 | |
研究分野 | メディア論、社会学 |
研究機関 | 愛知淑徳大学 |
学位 | 博士(文学) |
松井 広志(まつい ひろし、1983年[1] - )は、日本の社会学者、メディア研究者。愛知淑徳大学創造表現学部准教授[2]。
メディア論や社会学の立場から、模型やゲームといった対象を研究している[3]。
2015年より「多元化するゲーム文化研究会」を主宰する[4]。
なお、同姓同名の研究者に東北大学大学院理学研究科准教授がいるが、専門は物理学の別人[5]。
来歴
[編集]神戸大学文学部西洋史学専修卒業。大阪市立大学大学院文学研究科後期博士修士課程単位取得退学。博士(文学、大阪市立大学)。
大阪市立大学都市文化研究センター研究員、関西大学・大阪国際大学・桃山学院大学非常勤講師などを経て、2016年より愛知淑徳大学で教鞭を取っている[6]。ゼミのテーマは「メディアとポピュラー文化の社会学」[7]。
人物
[編集]育った大阪の家には離れの物置空間があり、「世の中には自分の知らないものが存在している」と実感できる場所であった。そうした経験から、物事を探究するときには、人とのつながりをはぐくむきっかけや開放性と、他との交わりを断って内にこもるような秘密を持てる閉鎖性の両方が重要だという[8]。
小学生の頃からプラモデルやゲームが好きで、その体験は研究の原型となっている。さまざまな「モノ」への関心は強く、手書きの際は万年筆を使用している[9]。
著書
[編集]共編
[編集]- 『いろいろあるコミュニケーションの社会学』(有田亘共編、北樹出版) 2018年[10]
- 『ポスト情報メディア論』(岡本健共編、ナカニシヤ出版) 2018年
- 『多元化するゲーム文化と社会』(井口貴紀, 大石真澄, 秦美香子共編、ニューゲームズオーダー) 2019年
- 『ソーシャルメディア・スタディーズ』(岡本健共編、北樹出版) 2021年
- 『楽しみの技法 : 趣味実践の社会学』(秋谷直矩, 團康晃共編、ナカニシヤ出版) 2021年
- 『ゆるレポ : 卒論・レポートに役立つ「現代社会」と「メディア・コンテンツ」に関する40の研究』(岡本健, 松本健太郎共編、人文書院) 2021年
脚注
[編集]- ^ a b Matsui, Hiroshi (2017). Mokei no mediaron: jikūkan o baikai suru "mono" = Media theory and history of "Mokei" in Japan: things/objects mediate time and space. Tōkyō: Seikyūsha. ISBN 978-4-7872-3422-3
- ^ “教員一覧(教員の学位・業績)|愛知淑徳大学”. www.aasa.ac.jp. 2023年5月27日閲覧。
- ^ “松井 広志 (Hiroshi MATSUI) - マイポータル - researchmap”. researchmap.jp. 2023年5月27日閲覧。
- ^ “多元化するゲーム文化研究会”. 多元化するゲーム文化研究会 (2020年2月8日). 2023年5月27日閲覧。
- ^ “東北大学 研究者紹介 - 松井 広志”. www.r-info.tohoku.ac.jp. 2023年5月27日閲覧。
- ^ “松井 広志 (Hiroshi MATSUI) - マイポータル - researchmap”. researchmap.jp. 2023年5月27日閲覧。
- ^ “松井広志 | 教員 | Major of MediaTheories and Production”. 2023年5月27日閲覧。
- ^ “探究力をはぐくむ「研究者を育てた家」”. スーモジャーナル - 住まい・暮らしのニュース・コラムサイト (2020年6月24日). 2023年5月27日閲覧。
- ^ “「模型のメディア論」の原型誕生を追う。〜模型のメディア論 著者/ 松井広志インタビュー | nippper ニッパーを握るすべての人と、モケイの楽しさをシェアするサイト”. nippper (2021年3月10日). 2023年5月27日閲覧。
- ^ Arita, Wataru; Matsui, Hiroshi; Abe, Takuya (2018). Iroiro aru komyunikēshon no shakaigaku. Tōkyō: Hokuju Shuppan. ISBN 978-4-7793-0570-2