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松下桃太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
松下 桃太郎
自衛隊より公表された肖像写真
個人情報
国籍日本の旗 日本
生誕 (1988-03-03) 1988年3月3日(36歳)
石川県小松市
身長168 cm (5 ft 6 in)
体重80 kg (176 lb)
スポーツ
競技カヌー
種目スプリント
クラブ自衛隊体育学校

松下 桃太郎(まつした ももたろう、1988年3月3日 - )は、日本カヌー選手、陸上自衛官(2021年時点で3等陸曹[1]2012年ロンドンオリンピックの男子 K-2 200 m,K-1 200 m,2020年東京オリンピックの男子 K-4 500 m,K-1 200 mに出場。

経歴

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1988年3月3日石川県小松市で誕生した。おとぎ話の主人公と同じ名前なのは桃の節句に生まれたから[2]

カヌー選手だった父親の影響で小学生のころから競技を始める[3]

中学時代は地元の小松市立松東中学校に通いながら、父の指導のもと、木場潟カヌー競技場で腕を磨く[2]

高校は石川県立小松商業高等学校に進学。同世代では日本トップクラスの実力を発揮し注目を集めた松下は2006年、日本選手権で3種目制覇を果たした[2]

2008年の北京五輪はカヤックペア500メートルのアジア最終予選でウズベキスタンの後塵を拝すし,オリンピック出場を逃す[2]

2010年、中国の広州で開催されたアジア競技大会では、K-1 200 mで優勝、水本圭治と組んだK-2 200 mでも優勝し、2冠を達成した[4]。アジア大会での日本人選手の金メダルは初の快挙であった。

2011年、ロンドン五輪アジア最終予選会を兼ねたアジア選手権のK-2 200 mでは藤嶋大規とともに優勝を果たし、悲願のオリンピック出場を決めた[2]

2012年のロンドンオリンピックでは,男子カヤックとしては28年ぶりにオリンピックに出場。K-2 200 mでは藤嶋大規とペアを組み10位、K-1 200 mで11位であった[3]

2014年に開催された仁川アジア大会では藤嶋大規とともにK-2 200 mで優勝[5]

2019年,東京五輪予選を兼ねたカヌー・スプリントの世界選手権がハンガリーのセゲドで行われ、男子カヤックフォア500メートルの順位決定戦で日本がアジア最上位の3着で全体12位となり、水本圭治藤嶋大規宮田悠佑らとともに東京五輪の出場枠を獲得した[6]

2021年,東京オリンピックにK-1 200 m,K-4 500 mに出場。最終成績はK-4 500 mでは11位[7],K-1 200 mでは16位だった[8]

脚注

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  1. ^ 東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会特設ページ 自衛官選手の活躍(選手紹介・大会日程等)”. 防衛省・自衛隊. 2024年6月29日閲覧。
  2. ^ a b c d e オリンピックチャンネル編集部 (2020年10月27日). “松下桃太郎:高校1年生で世界を体験|4人乗りのリーダーとして東京五輪に挑む【アスリートの原点】”. 2022年9月19日閲覧。
  3. ^ a b 松下 桃太郎のプロフィール”. 2022年9月19日閲覧。
  4. ^ 卒業生の松下桃太郎さん、アジア大会で金メダル!”. 学校法人タイケン学園 日本ウェルネススポーツ専門学校 (2020年10月27日). 2022年9月19日閲覧。
  5. ^ B&Gやまなし海洋クラブ出身、藤嶋大規選手が東京オリンピック出場内定!東京での躍進を誓う” (2019年11月5日). 2022年9月17日閲覧。
  6. ^ “男子カヤックフォア、日本が五輪出場枠獲得 カヌー世界選手権”. 長崎新聞. (2019年8月25日). https://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK00327_V20C19A8000000/ 2022年9月17日閲覧。 
  7. ^ 小松市のトップアスリート”. 小松市 (2022年6月29日). 2022年9月19日閲覧。
  8. ^ スプリントの松下桃太郎は16位カヌー・5日”. デイリー (2021年8月5日). 2022年9月19日閲覧。

外部リンク

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