東畑開人
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東畑 開人(とうはた かいと、1983年 - )は、日本の臨床心理学者、臨床心理士・公認心理師。専攻は精神分析と医療人類学。白金高輪カウンセリングルーム主宰[1]。慶應義塾大学大学院社会学研究科訪問教授。立命館大学大学院人間科学研究科客員教授。日本心理臨床学会評議員、同理事、同常任理事。
略歴
[編集]東京都生まれ。栄光学園中学校・高等学校を経て、2005年に京都大学教育学部を卒業。2007年に京都大学大学院教育学研究科修士課程を修了。2010年に京都大学大学院教育学研究科博士後期課程を修了し、「心理臨床における美の問題」で京都大学より博士(教育学)の学位を取得[2]。精神科クリニックでの勤務を経て、2014年、十文字学園女子大学専任講師、2019年、同大学准教授。2022年に同大学を退職し、白金高輪カウンセリングルームに専念。2021年より慶應義塾大学大学院社会学研究科で訪問准教授も務める。2019年、『居るのはつらいよ』で大佛次郎論壇賞[3]、紀伊國屋じんぶん大賞[4]受賞。
著作
[編集]単著
[編集]- 『美と深層心理学』(京都大学学術出版会、2012年)
- 『野の医者は笑う―心の治療とは何か』(誠信書房、2015年)
- 『日本のありふれた心理療法―ローカルな日常臨床のための心理学と医療人類学』(誠信書房、2017年)
- 『居るのはつらいよ―ケアとセラピーについての覚書』(医学書院、2019年)
- 『心はどこへ消えた?』(文藝春秋、2021年)
- 『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』(新潮社、2022年)
- 『聞く技術 聞いてもらう技術』(ちくま新書、2022年)
- 『ふつうの相談』(金剛出版、2023年)
- 『雨の日の心理学―こころのケアがはじまったら』(KADOKAWA、2024年)
共著
[編集]・『臨床のフリコラージュ』(青土社、2023年)斎藤環との対談
連載
[編集]監訳
[編集]- ジェイムス・デイビス『心理療法家の人類学―こころの専門家はいかにして作られるのか』(誠信書房、2018年)
- ドナルド・ロバートソン『認知行動療法の哲学―ストア派と哲学的治療の系譜』(金剛出版、2022年)
論文
[編集]受賞
[編集]- 2013年、日本心理臨床学会奨励賞
- 2019年、大佛次郎論壇賞
- 2020年、紀伊国屋じんぶん大賞
- 2021年、多文化間精神医学会奨励賞
出典・脚注
[編集]- ^ 東京都港区の白金高輪カウンセリングルーム
- ^ CiNii 『心理臨床における美の問題』 東畑開人
- ^ “<お知らせ>大佛次郎論壇賞に東畑開人さん:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2019年12月20日閲覧。
- ^ “「紀伊國屋じんぶん大賞2020 読者と選ぶ人文書ベスト30」を発表”. 本の「今」がわかる 紀伊國屋書店. 2019年12月26日閲覧。
外部リンク
[編集]- 白金高輪カウンセリングルーム
- 東畑 開人 (@ktowhata) - X(旧Twitter)