東海アニメーションサークル
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東海アニメーションサークル(とうかいアニメーションサークル、略称:TAC)は、1967年発足の日本のアニメーション研究サークル[1]。創始者は南正時、活動拠点は名古屋。
概要
[編集]東海アニメーションサークル(TAC)は、南正時が1968年にAプロダクションに入社する前年、8ミリ映画の自主制作アニメーションを作成して『中日新聞』で大きく掲載された事を機会に、1967年8月に名古屋で結成された[2]。会誌は『TAC会報』、『アニペケ』など。主な活動内容は、国内外のアニメーションの研究、上映会、自主制作など。2代目代表は下川広志[3]。
自主制作作品は『怪人二十面相』『太陽と小さな親切』『グロテスク』など[4]。
1970年に森卓也や下川らの発案で全国のアニメーションサークルの会合を名古屋で開催し、以降の全国アニメーション総会の第1回となった[5]。
1981年11月、TAC主催の複数の講演録集である同人誌『アニペケ 別冊 対談特集』を発行。川本喜八郎、森康二、月岡貞夫、持永只仁、宮崎駿らの講演・対談が収録された[6]。
2017年8月16日にTAC創立50周年が名古屋で開催された[7]。
脚注
[編集]- ^ 「大塚康生・南正時 機関車少年だったころ」出発進行!! - ANIDO>
- ^ 鉄道「大百科」の時代(著者:南正時)
- ^ キネマ旬報 1990年
- ^ 佐藤忠男, 岸川真『映画評論の時代』(カタログハウス、2003)p918
- ^ アニメーション思い出がたり[五味洋子] その34 全国総会 - WEBアニメスタイル
- ^ 宮崎駿研究 - 津堅信之のアニメーション研究資料図書室
- ^ TAC創立50周年開催される - ANODO
関連項目
[編集]- 東京アニメーション同好会 - 同年の1967年4月に発足