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東山白山神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東山白山神社

東山白山神社拝殿
所在地 岐阜県高山市若達町1丁目74
位置 北緯36度8分45.8秒 東経137度15分55.1秒 / 北緯36.146056度 東経137.265306度 / 36.146056; 137.265306座標: 北緯36度8分45.8秒 東経137度15分55.1秒 / 北緯36.146056度 東経137.265306度 / 36.146056; 137.265306
主祭神 伊佐那岐尊
伊邪那美尊
菊理姫命
創建 718
本殿の様式 単層入母屋造 銅平板葺
例祭 5月5日
地図
岐阜県内での位置
東山白山神社の位置(岐阜県内)
東山白山神社
東山白山神社

高山市内での位置

地図
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東山白山神社(ひがしやまはくさんじんじゃ)は、岐阜県高山市若達町にある神社

社史

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社伝によると、養老2年(718年)に創建されたと伝わる[1]。もしくは養老4年(720年)に泰澄により創建[2][3]。高山市で最も古い神社とされ、高山市に鎮座する東山神明神社、錦山神社と並ぶ東山三社の一つとされる[4]

元は町の中央の安川通り(現・国道158号)にあったが[2]、天正14年(1585年)飛騨高山藩初代藩主・金森長近により城下町を造営するにあたり、現在地に奉遷された[1]。現・社地は高山城鬼門に位置し鬼門除けの意味もあり金森氏からの崇敬を受けたとされる[2]

円空作と伝わる思惟菩薩像を所蔵する[2]

祭神

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東山白山神社祭神[5]

摂末社

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天満天神
倉稲魂神

文化財

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岐阜県指定文化財
重要有形民俗文化財
指定名称:高山祭屋台 - 1959年3月10日指定[6]
毎年5月5日に例祭で使用される屋台は神楽台と呼ばれ、弘化4年(1847年)建造されている[6]
高山市指定文化財
有形民俗文化財
指定名称: 東山白山神社神輿 附 土蔵、雑費簿、御輿倉庫図 - 2007年11月28日指定 [7]
明治前期に造られた鳳凰や飛龍が施された豪華な八角形の神輿で、底部の板書き(棟札)に、1882年(明治15年)1月新調、1924年大正13年)4月改修と記されている[7]。附の土蔵は、史料「明治17年 神輿蔵新築雑費簿」によると1884年(明治17年)に専用の神輿蔵として新築されたと記されている[7]
彫刻
指定名称:円空作思惟菩薩像 - 昭和36年8月12日指定[8]
像高75 cm、幅41 cm。貞享3年(1686年)に、円空が初めて飛騨入りし丹生川村千光寺に留錫。2度目は元禄3年(1690年)とされる。このことから、像はそのいずれかの期間に制作したと考えられる。菩薩像は歯痛の観音、または智恵の観音として崇敬されている。現在、像は飛騨高山まちの博物館に寄託[8]

脚注

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  1. ^ a b 現地案内板で確認
  2. ^ a b c d 飛騨歴史散歩 1977, p. 132.
  3. ^ 飛騨路 1972, p. 70.
  4. ^ 東山白山神社拝殿”. 高山市飛騨匠日本遺産推進協議会. 2020年11月17日閲覧。
  5. ^ 白山神社”. 岐阜県神社庁. 2020年11月17日閲覧。
  6. ^ a b 高山祭屋台 白山神社”. 岐阜県 文化伝承課. 2020年11月17日閲覧。
  7. ^ a b c 民俗文化財”. 高山市 教育委員会事務局 文化財課. 2020年11月17日閲覧。
  8. ^ a b 円空作思惟菩薩像”. 高山市役所 教育委員会事務局 文化財課. 2023年5月22日閲覧。

参考文献

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  • 加藤蕙『飛騨歴史散歩 : 下下の国の誇り高き系譜』創元社、1977年。doi:10.11501/9537454 
  • 写真: 与呉日出夫 [他]『飛騨路 : カラー (山渓カラーガイド)』山と渓谷社、1972年。doi:10.11501/9536288 

外部リンク

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  • ウィキメディア・コモンズには、東山白山神社に関するカテゴリがあります。