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東家渡場大常夜燈籠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東家渡場大常夜燈籠

東家渡場大常夜燈籠(とうげわたしばだいじょうやとうろう)は、和歌山県橋本市東家にある燈籠紀の川渡場の目印として利用された大きな燈籠で、昭和56年(1981年)8月28日、橋本市指定文化財第26号に指定された[1]

歴史

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京都大阪から高野山に向かう高野街道は、かつては九度山町慈尊院から町石道を登ったが、室町時代後期には新しく開かれた、御幸辻から南下して当地に至り、紀の川を渡って学文路(かむろ)経由で高野山に至る道が主流となった。 天正15年(1587年)には木食応其によって、橋本の名の由来にもなる橋がかけられたが、3年後には増水により流失している。 その後は舟での横渡が行われるようになり、川北岸渡場にこの大常夜燈籠が建てられた。

建造は文化11年(1814年)で、「無銭横渡」の場を伝える役目を長く果たしてきたが、河川改修のため現在地に移築された。 元は同型の燈籠がもう1基相対していたが、洪水により流失している。

台座4面の銘文には、阿波国商人をはじめとして、京都・大阪・堺の商人、和歌山の川舟仲間など、多くの講社、信者の浄財で建てられたことが記されている。

交通アクセス

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南海電気鉄道高野線及びJR西日本和歌山線橋本駅より徒歩9分。

周辺

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参考文献

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  • 東家渡場大常夜燈籠案内板、平成14年3月、橋本市教育委員会、東家区設置

脚注

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座標: 北緯34度18分52.36秒 東経135度36分41.09秒 / 北緯34.3145444度 東経135.6114139度 / 34.3145444; 135.6114139