東孝行
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東 孝行(ひがし たかゆき、1933年12月 - 2018年2月21日)は、日本の法学者。専門は民事系(民法・民事訴訟法)。熊本県出身。
来歴
[編集]1933年12月熊本県生まれ。元久留米大学法科大学院法務研究科教授・法学博士(神戸大学)。元判事・久留米大学法科大学院法務研究科初代研究科長(2004.4-2007.3)。神戸大学大学院時代は、柚木馨に師事した。裁判官が民事裁判において作られる「手控え」と呼ばれるものを、「訴訟メモ」と称して、要件事実の整理に用いることを提唱している。
学歴
[編集]職歴
[編集]- 1964年 裁判官に任官(大阪地裁)
以後、大阪地裁、大阪高裁を中心に、福岡、岡山、秋田(大館支部)、甲府、長崎(佐世保支部)等勤務
- 1968年 司法研究員
- 1992年4月 福岡高裁那覇支部長
- 1994年10月 熊本家裁所長
- 1996年5月 広島高裁判事
- 1998年12月 定年退官
- 1998年12月 久留米大学教授
- 2004年4月 久留米大学法科大学院教授
- 2009年3月 久留米大学法科大学院教授退職
研究テーマ
[編集]- 所有権論・相隣関係法
- 環境法(公害)
- 法科大学院における要件事実論教育
- 判例による法の形成
- 民事訴訟法の運用論
主要著書
[編集]- 『公害訴訟の理論と実務』(有信堂、1971年)
- 『判例による法の形成』(信山社、1996年)
- 『相隣法の諸問題』(信山社、1997年)
- 『民事訴訟法の解釈と運用』(成文堂、1997年)
- 『要件事実論序論』(信山社、2006年)
脚注
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