東京金融取引所
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
略称 | 金融取、TFX |
本社所在地 |
100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目8番2号 鉄鋼ビルディング 8階 |
設立 |
1989年4月1日 (2004年4月1日株式会社化) |
業種 | 金融商品取引所 |
法人番号 | 9010001087432 |
金融機関コード | 0905 |
事業内容 | 有価証券の売買及び市場デリバティブ取引を行う金融商品市場を開設・提供、金融商品市場において成立した市場デリバティブ取引の清算業務 |
代表者 | 代表取締役社長 廣田拓夫 |
資本金 | 58億4465万円 |
売上高 | 66億1900万円(2019年03月31日時点)[1] |
営業利益 | ▲2億3500万円(2019年03月31日時点)[1] |
経常利益 | ▲1億5900万円(2019年03月31日時点)[1] |
純利益 | ▲2億7700万円(2019年03月31日時点)[1] |
総資産 | 5323億4200万円(2019年03月31日時点)[1] |
従業員数 | 71名(2023年3月31日現在) |
決算期 | 3月 |
外部リンク | https://www.tfx.co.jp/ |
株式会社東京金融取引所 | |
Tokyo Financial Exchange Inc. | |
設立 | 1989年 |
MICコード | XTFF |
BICコード | XTFFJPJ1 |
株式会社東京金融取引所(とうきょうきんゆうとりひきしょ)は、東京都千代田区丸の内に所在する日本の金融商品取引所の一つである。金融商品取引清算機関でもある。個人投資家には外国為替証拠金取引の「くりっく365」で有名。略称は「金融取」「TFX」。
概要
[編集]1989年に旧金融先物取引法に基づいて設立されて以来、日本唯一の金融先物取引所として、また、東京証券取引所・東京工業品取引所(現東京商品取引所)・東京穀物商品取引所(解散)と並んで東京四大取引所と呼ばれていた。
2007年の「金融商品取引法」の施行に伴い、金融先物取引所から、金融商品取引所に移行している。
ユーロ円金利先物と同オプションが上場されている金利先物等取引市場(円金利スワップ先物は2007年3月20日に上場休止)と、「くりっく365」が上場されている為替証拠金取引市場が開かれている。
設立以来、金融機関を会員とする法人であったが、2004年4月に株式会社化している。
大蔵省(現・財務省)管轄の取引所としては設立が最後発であったため、SPAN証拠金、ギブアップ制度の早期導入など、日本の取引所としては先進的な取り組みを行っていることで知られる。
システム
[編集]金利先物等取引市場と為替証拠金取引市場は別のシステムで運営されている。
金利先物等取引市場のシステムは、取引システムではユーロネクスト、シカゴ商品取引所などの海外取引所で広く使用されているライフ・コネクトを使用し、清算システムの構築とシステム全体の運用を富士通が担当している。
為替証拠金取引市場で使用されているシステムは、日本の取引所では唯一のMicrosoft Windowsをベースとしたシステムで、日本ユニシスが運用を担当していた。しかし、2008年10月27日をもって日立製作所のシステムに変更された。
沿革
[編集]- 1989年 3月 - 金融先物取引法施行。
- 1989年 4月 - 会員制法人東京金融先物取引所設立。
- 1989年 6月 - 取引を開始。
- 1991年 2月 - 完全システム取引を開始。
- 1991年12月 - 夜間取引を開始。
- 1996年 4月 - SPAN証拠金制度を導入。
- 1998年12月 - 証拠金の分別管理制度を導入。
- 1999年 1月 - APIを導入。
- 1999年10月 - ギブアップ制度を導入。
- 2000年 8月 - RFQ制度を導入。
- 2001年 1月 - 米国先物業協会(FIA)に加入。
- 2003年 4月 - ブロック取引を導入。
- 2004年 4月 - 会員制法人から株式会社に組織変更。
- 2005年 7月 - 取引所為替証拠金取引(「くりっく365」)を開始。
- 2007年 3月 - CFTCからNo-Action Letterを取得。
- 2007年 9月 - 金融商品取引法の施行により、社名を東京金融取引所に変更、金融商品取引所となる。
- 2008年 5月 - 初の策定となる、2008 - 2010年度の中期経営計画を発表。
- 2009年 6月 - 東京都千代田区一番町より丸の内2丁目へ移転。
- 2010年11月 - 取引所株価指数証拠金取引(「くりっく株365」)を開始。
- 2016年2月29日 - 東京都千代田区丸の内2丁目より現在の所在地(丸の内1丁目の鉃鋼ビルディング8階)へ移転。
- 2017年 10月 - 取引所為替証拠金取引(くりっく365)に1通貨ペア追加
- 2020年 10月 - 株価指数リセット付証拠金取引を上場
- 2021年 5月 - FXクリアリング取引を開始
- 2021年 9月 - 取引所株価指数証拠金取引(くりっく株365)に2ETF追加
- 2022年 2月 - 取引所株価指数証拠金取引(くりっく株365)に1指数追加
- 2023年 3月 - 無担保コールオーバーナイト3ヵ月金利先物(TONA3ヵ月金利先物)及び同オプション 取引開始
上場商品
[編集]現在上場している商品
[編集]2021年2月現在。
- ユーロ円3カ月金利先物取引
- 無担保コールオーバーナイト3ヵ月金利先物(TONA3ヵ月金利先物)及び同オプション
- 取引所為替証拠金取引 (くりっく365)
- 取引所株価指数証拠金取引 (くりっく株365)
過去に上場していた商品
[編集]- 米ドル短期金利先物取引
- 日本円・米ドル通貨先物取引
- 米ドル・日本円通貨先物取引
- 1年物日本円金利先物取引
- ユーロ円LIBOR3カ月金利先物取引
- ユーロ円LIBOR6カ月金利先物取引
- 円金利スワップ先物取引
- GCレポS/N金利先物取引
- 無担保コールO/N金利先物取引
- ユーロ円3カ月金利先物オプション取引
上場を予定している商品
[編集]他取引所との提携
[編集]覚書などを締結している取引所。
- ユーロネクスト(業務提携)
- シンガポール取引所
- シドニー先物取引所
- 韓国取引所
- 台湾先物取引所
- シカゴ商品取引所
- 上海先物取引所
- 中部大阪商品取引所(解散)
- 東京工業品取引所(現東京商品取引所)
- 大連商品交易所
主なテレビCM
[編集]- 過去
-
- モーニングサテライト(テレビ東京)
- ワールドビジネスサテライト(テレビ東京)
- 先物ワールド(日経CNBC)
- サンデープロジェクト(テレビ朝日、関東ローカル)
アクセス
[編集]関連項目
[編集]- 大阪取引所 - 旧大阪証券取引所がデリバティブ取引専門の取引所に転換。
- 先物取引
- 先物取引所の一覧
- 外国為替証拠金取引
- くりっく365
- 国際金融市場
- 為替相場
- 外国為替市場
- 個人投資家
- デイトレード
- ミセス・ワタナベ
- ヘッジファンド