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東京未来塾

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

東京未来塾(とうきょうみらいじゅく)は、東京都教育委員会が行っていた教育活動であり、 日本の将来を担い得る「改革型リーダー」の育成を目的として、2004年に開設された。 東京都内の高校3年生約50名を選抜し、一年間を通して発展的な学習を行っていたが、平成25年度末をもって閉塾となった。

求める人材

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日本の将来を担い、社会に貢献する志をもつリーダーとなることを目指して、東京未来塾および首都大学東京で学ぶことを希望する生徒 (2008年度 事業案内より)

学習内容

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塾生は、自分の在籍する高等学校における授業等に加え、以下のような学習を東京未来塾で行う。

  • 特別講義
    • 第一線で活躍する社会人の講義を受け、チャレンジ精神や改革型リーダーとなる意欲を高めることが目的である。 講義後に、自己の考えをまとめる小論文課題がある。
  • 課題解決学習
    • 幅広い教養や課題解決の力を身に付けるために、塾生が主体的になって調査・討議・発表等を行う。 単元終了後には、学習した内容について5000字程度の報告書にまとめる。
  • ゼミナール
    • 環境・自然、情報・技術、文化・教育、国際交流、政治・経済、医療・福祉の6つの分野から、自らの興味・関心の高い分野を選び、社会の問題の探究を行い、課題解決に向けた提言をする。
  • 体験学習
    • 社会に関する見識を深め、社会貢献の志を高める為に、企業等での就業体験を行う。

これらの講座は、水道橋にある東京都教職員研修センターにて、週2日ほどのペースで行われる。

進路

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東京未来塾特別推薦入学選抜試験に合格し、東京未来塾での全課程を修了、および高等学校卒業を要件として、首都大学東京の推薦入試を受験することができる。

閉塾へのいきさつ

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首都大学東京の入試制度再編に伴い、「グローバル人材育成入試」が新設されることとなり、各種ある多様な入試をスリム化するため、「未来塾特別推薦入試」が平成25年度をもって終了となった。同時に、東京未来塾も同年度をもって閉塾することとなった。 東京都教育庁は、東京未来塾の成果について「平成16〜24年度までに、首都大学東京に312名が進学」「塾生は、幅広い視野を身に付け、積極的に自らの考えを発言するなどの資質・能力が向上」した点を挙げている。 なお、「海外留学経験者など、グローバル人材の育成に向けて、未来塾はその趣旨を生かしながら次世代リーダー育成道場へ発展的に統合」するとのアナウンスがなされている。


外部リンク

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