東ドイツ国鉄250形電気機関車
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東ドイツ国鉄250形電気機関車 ドイツ鉄道155形電気機関車 | |
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ドイツ鉄道155形(2009年) | |
基本情報 | |
運用者 |
ドイツ国営鉄道 ドイツ鉄道 |
製造所 | LEW |
製造年 | 1974年 - 1984年 |
製造数 | 273両 |
主要諸元 | |
軸配置 | Co'Co' |
軌間 | 1,435 mm |
電気方式 |
単相交流15 kV (16.7Hz) (架空電車線方式) |
全長 | 19.600 mm |
機関車重量 | 123.0 t |
軸重 | 20.5 t |
主電動機出力 | 900 kW×6台 |
歯車比 | 1:2.72 |
制御方式 | 高圧タップ、サイリスタ位相制御 |
制動装置 | 発電併用自動空気ブレーキ |
最高速度 | 125 km/h |
定格出力 | 5.400 kW |
定格引張力 | 480 kN |
ドイツ国営鉄道250形(ドイツ語:DR-Baureihe 250)は、東ドイツのドイツ国営鉄道(東ドイツ国鉄、略称:DR)が1974年から1984年にかけて製造した交流用電気機関車である。東西ドイツ統一後の1992年にドイツ鉄道155形(ドイツ語:DBAG-Baureihe 155)と改番された。その角張った外観から“電動コンテナ”とあだ名されており、また東ドイツ風のあだ名として“シュタージコンテナ”とも呼ばれている。本形式は東ドイツの鉄道における最高出力を誇る機関車であった。
概要
[編集]1960年代中期、ドイツ国営鉄道で就役していた211形と242形では出力不足が露呈し始めた為、ドイツ国営鉄道は更に高出力の新型6軸機の製造を企図した。1974年、東ドイツ・ヘニングスドルフのLEW社(現・ボンバルディア・トランスポーテーション→アルストム)の工場から3両の原型車が出場し250形と付番され、1977年から1984年の間に270両を製造、就役後は貨物列車や旅客列車で運用された。
東西ドイツ統一後、旧東ドイツ地区の鉄道輸送は一時停滞する。この期間に250形は155形と改番、多くが旧西ドイツ地区へ配転となった。ドイツ鉄道の組織改革後に、これ等の車輛は貨物部門のDBカーゴへ転籍した。1998年より一部の車両は予備部品確保用となり廃車となったが、現在も依然として約200両が在籍している。
参考文献
[編集]- Gottfried Köhler: Elektrische Lokomotive, Baureihe 250 der DR. In: der modelleisenbahner. Nr. 10, Berlin 1974, ISSN 0026-7422, S. 299–301.
- Dieter Bäzold, Günther Fiebig: Ellok-Archiv. transpress, Berlin 1987. ISBN 3-344-00173-6.