東のボルゾイ
東のボルゾイ(ひがしのボルゾイ)は、日本を拠点とする劇団。2020年に旗揚げ。主宰は、劇作家の島川柊、作曲家の久野飛鳥、演出家の大舘実佐子の3名で務める。オリジナルミュージカルを中心に、創作・上演している。
概要
[編集]ミュージカルや音楽介在会話劇など、音楽がキーとなる演劇を創作する。
物語の内容は、社会課題をモチーフに、人間の愚かさと希望を描いた現代劇を主としている。綿密なアンサンブルワークが演出の特徴。また、楽器生演奏での上演が多い。
略歴
[編集]2020年、「東のボルゾイ」を結成。
2021年3月、旗揚げ公演 ミュージカル『なんのこれしき2020』を上演。
同年12月、若手ミュージカル創作団体が集うオムニバス公演『The Musical Continues vol.1』にて、ミュージカル朗読劇『ジョウジの1ページ』を出品。
2022年2月、ありとあらゆるコンプレックスに襲われるミュージカル『彼方が原』を上演。
同年3月、劇団員を8名迎え劇団の規模を拡大した。
同年5月、劇団初のミュージカルコンサート
『FUN NIGHT with BORZOIS』を開催。
同年7月、セクシャルハラスメントとセカンドレイプを描くミュージカル『バウワウ』を上演し、社会問題に切り込んだ。
同年8月、渡辺里佳が劇団を円満退団。
2023年5月、在日韓国人との出会いから自己の偏見と向き合うミュージカル『IBUKI』を上演。[1]
同年8月、無料リーディング公演『イエスと言え予告公演』を上演、劇団初のストレートプレイに挑戦した。
同年10月、音楽介在会話劇『イエスと言え』
[2][3](ウッディシアター中目黒・2023年10月)を上演。音楽が、会話や心情に介入する会話劇を制作し、音楽劇の新たな形を模索した。
在籍メンバー
[編集][スタッフ]
・作:島川柊
・作曲:久野飛鳥
・演出:大舘実佐子
・演出助手:桜田実和
[所属俳優]
・阿部美月
・曽根大雅
・野呂桃花
・須田遼太郎
・志村知紀
・関万由子
過去の公演
[編集]※すべて、作:島川柊、作曲:久野飛鳥、演出:大舘実佐子
- 旗揚げ公演 - ミュージカル『なんのこれしき2020』(BOX in BOX THEATER・2021年3月)
- 「The Musical Continues vol.1」出品作品 ミュージカル朗読劇『ジョウジの1ページ』(シアターウィング・2021年12月)
- 第2回公演 ミュージカル Complex Cure Comedy『彼方が原』(ウッディシアター中目黒・2022年2月)
- 第3回公演 ミュージカル Bad Night Comedy『バウワウ』(中目黒キンケロ・シアター・2022年7月)
- 第4回公演 ミュージカル Mind Mirror Musical『IBUKI』(中目黒キンケロ・シアター・2023年5月)
- 無料公演 朗読劇『イエスと言え予告公演』(クマ財団ギャラリー・2023年8月)
- 第5回公演 音楽介在会話劇『イエスと言え』
- 第6回公演 ミュージカル『ガタピシ』(すみだパークシアター倉・2024)[4][5]
その他
[編集]- 劇団コンサート『FUN NIGHT with BORZOIS』(Cafe&Diner Offza・2022年5月)
脚注
[編集]- ^ アーツカウンシル東京「東のボルゾイ新作ミュージカル『IBUKI』」アーツカウンシル東京 2023年
- ^ “「大舘 実佐子さん、主宰する劇団「東のボルゾイ」の最新作『イエスと言え』を10月5日(木)から開催」”. クマ財団 (2023年9月29日). 2024年4月6日閲覧。
- ^ “「東のボルゾイ『イエスと言え』が10月5日(木)から上演、現代における「結婚」とは何かをテーマにした音楽介在会話劇」”. NiEW (2023年9月7日). 2024年4月6日閲覧。
- ^ “「東のボルゾイ、新作ミュージカル『ガタピシ』人と人の繋がりが希薄な現代社会に向き合う教師を描く」”. 演劇メディアAudience (2024年3月23日). 2024年4月6日閲覧。
- ^ “「東のボルゾイの新作ミュージカル「ガタピシ」A班とB班の2チーム制で上演」”. ステージナタリー (2024年3月12日). 2024年4月6日閲覧。
外部リンク
[編集]- 東のボルゾイ 公式サイト
- 東のボルゾイ (@easternborzois) - X(旧Twitter)
- 東のボルゾイ 公式Instagram (@easternborzois) - Instagram
- 劇団 東のボルゾイ - YouTubeチャンネル