村瀬孝生
表示
村瀬 孝生(むらせ たかお、1964年 - )は、日本の社会福祉施設「よりあい」代表、著作家。
人物
[編集]福岡県出身。福祉施設に長年勤務して[1]得た知見を生かした書籍を多数発表している。
代表を務める「宅老所よりあい」より老人介護雑誌「ヨレヨレ」を刊行(編集は鹿子裕文)し、奥村門土の表紙絵や詩人・谷川俊太郎が参加した記事などで大きな話題となる。
2015年に発表された鹿子裕文の著書『へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々』(ナナロク社)には村瀬をはじめとする「宅老所よりあい」の人々の奮闘が描かれている[2]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『おしっこの放物線―老いと折り合う居場所づくり』(2001年、雲母書房) ISBN 978-4876721160
- 『ぼけてもいいよ―「第2宅老所よりあい」から』(2006年、西日本新聞社) ISBN 978-4816707001
- 『おばあちゃんが、ぼけた。』(2007年、理論社<よりみちパン!セ 25)>) ISBN 978-4652078259
- 『おばあちゃんが、ぼけた。』(再刊)(2011年、イーストプレス<よりみちパン!セ)>)ISBN 978-4-7816-9015-5
- 『おばあちゃんが、ぼけた。』(再々刊)(2018年、新曜社<よりみちパン!セ)> ISBN 978-4-7885-1566-6
- 『あきらめる勇気:老いと死に沿う介護』(2010年、ブリコラージュ) ISBN 978-4-88720-625-0
- 『看取りケアの作法:宅老所よりあいの仕事』(2011年、雲母書房) ISBN 978-4876723041
- 『シンクロと自由』医学書院<シリーズケアをひらく>、2022年。ISBN 978-4-260-05051-7
共著
[編集]- 三好春樹ほか『生活の場のターミナルケア』(2007年、ブリコラージュ)現行のISBN 978-4907946029 ※2015年の4刷からISBN変更(初版は978-4-88720-541-3)
- 村瀬孝生・東田勉『認知症をつくっているのは誰なのか:「よりあい」に学ぶ認知症を病気にしない暮らし』(2016年、SBクリエイティブ<SB新書>) ISBN 978-4797385311
- 伊藤亜紗・村瀬孝生『ぼけと利他』ミシマ社、2022年。ISBN 978-4-909394-75-0
脚注
[編集]- ^ “福祉施設と学習塾、福岡から発信する「もうひとつの居場所」”. 日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS. 2020年6月10日閲覧。
- ^ “[書評]『へろへろ』鹿子裕文著 高橋伸児”. 朝日新聞 WEBRONZA (2016年1月16日). 2020年6月10日閲覧。