村松真理子
表示
村松 真理子(むらまつ まりこ、1963年 - )は、イタリア文学者、東京大学大学院総合文化研究科教授。
経歴・人物
[編集]東京都生まれ。女子学院高等学校卒[1]、1986年東京大学文学部イタリア文学科卒業。同大学院に学び、1994年『Novellino論-一文学ジャンルの萌芽』で東大文学博士。ボローニャ大学大学院博士課程修了。ミラノ、ボッコーニ大学講師ののち、2003年より東京大学助教授。2007年准教授、2015年教授[2]。
ダヌンツィオの日本趣味に関するイタリア語著書のほか、宮澤賢治、松尾芭蕉のイタリア語訳など業績多数。
著書
[編集]単著
[編集]- Il buon suddito del Mikado: D'Annunzio japonisanto, Archito, 1996
- 『謎と暗号で読み解くダンテ『神曲』』角川oneテーマ21、2013
共著
[編集]編著・監修
[編集]- 編集『ダンヌンツィオに夢中だった頃――生誕150周年記念展 (東京・京都2013-14) と研究の最前線』イタリア地中海研究叢書1、東京大学教養学部イタリア地中海研究コース、2015
- 監修『『神曲』とは何か――「地獄篇」から「天国篇」まで文学史上最大の叙事詩を読み解く』別冊宝島2502、宝島社、2016
翻訳
[編集]- パオラ・カプリオーロ『エウラリア鏡の迷宮』白水社、1993
- Miyazawa Kenji, Il violoncellista Goshu e altri racconti, La vita FElice, 1996
- Matsuo Basho, poessie. Haiku e scritti poetici, La vita Felice, 1996
- アンナ・マリア・オルテーゼ『悲しみの鶸』上・下、白水社、2000
- アントニオ・タブッキ『イタリア広場』白水社、2009
- イタロ・カルヴィーノ『まっぷたつの子爵』白水Uブックス、2020.10
論文
[編集]参考
[編集]注
[編集]- ^ 「東大合格者出身校別総覧」『週刊朝日』1982年
- ^ 東大教養学部新任教員一覧