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村松励

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
村松 励
(むらまつ つとむ)
生誕 村松 励
(むらまつ つとむ)
(1948-12-23) 1948年12月23日(75歳)
日本の旗 日本
千葉県佐倉市
居住 日本の旗 日本
国籍 日本の旗 日本
研究分野 心理学
臨床心理学
犯罪心理学
研究機関 専修大学
出身校 東京都立大学 (1949-2011)人文学部卒業
主な業績 非行臨床心理学 犯罪心理学
プロジェクト:人物伝
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村松 励(むらまつ つとむ、1948年12月23日 - )は、日本心理学者専修大学名誉教授。専門分野は臨床心理学非行臨床、犯罪心理学警察庁科学警察研究所顧問。元日本犯罪心理学会会長。

千葉県出身。東京都立大学 (1949-2011)人文学部卒業。東京大学大学院情報学環教育部中退。

人物

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大学在学中、家庭裁判所調査官補Ⅰ種試験(現・裁判所職員採用総合職試験(院卒・大卒、人間科学区分))に合格。その後家庭裁判所調査官として、長年に渡り少年保護手続を担当。少年事件における家庭裁判所の審判では一般の刑事訴訟と異なり刑罰を下すのではなく、少年法の規定に従って「非行少年の再非行の抑止や更生を目的」としており、これら審判手続きを通じて、臨床心理学犯罪心理学等、少年の犯罪に至る過程及び更生における援助を法務省警察庁等、関連諸機関と協力して対処することを専門としてきた。また警察庁における少年法関連の審議会に参画し、前田雅英首都大学東京教授、菱川雄治元警察庁生活安全局少年課長(元近畿管区警察局長)と共に、非行少年等の早期発見・早期保護を推進する上で警察の果たすべき役割と法的な位置付けを明確にする等、少年問題における警察行政に関与。一方本件につき、日本弁護士連合会は「警察権の発動は、基本的人権の尊重の観点から、必要最小限度に止まるべきであり、これを拡大する法律の制定には反対である。」[1]旨表明している。税務大学校裁判所職員総合研修所千葉県警察本部等公的機関や早稲田大学明治大学等他大学でも併せて講義を行っている。

学歴

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職歴

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所属学会

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学外における役職

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編著書

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主要論文

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  • 非行臨床におけるジェノグラムの活用 専修大学人文科学年報 40
  • 「宙ぶらりん」な生活をする非行少年の心理療法 金剛出版、精神療法 34/2
  • 家庭裁判所における「保護的措置」についてー非行臨床心理学の視点からの一考察ー 家庭裁判月報 58/4
  • 非行臨床におけるアセスメント 家族療法研究 22/2
  • 事実の調査 ミネルバ書房『よくわかる司法福祉』
  • 家庭裁判所調査官の経験を通じて少年犯罪について考える 警察学論集 第57巻第4号
  • 少年非行と行為障害 ネットワーク&インフォメーション No.5
  • 攻撃的な子への心理的援助とその背景 月刊学校教育相談第17巻7号
  • 行為障害 児童心理臨時増刊
  • 少年非行の現状とその理解 ネットワーク&インフォメーション No.2
  • 少年法改正の概要 月刊生徒指導第32巻5号
  • 非行臨床-家族臨床の立場から こころの科学102
  • 現代の青少年の問題行動 教育と医学50巻1号
  • 非行の実態と家族 病院・地域精神医学44巻4号
  • 宙ぶらりんの心理-対象理解の方法概念として- 調研紀要第42号 家庭裁判所調査官研修所
  • 被害者意識について-対象理解の方法概念として- 調研紀要第33号 家庭裁判所調査官研修所

脚注

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出典

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  1. ^ 日本弁護士連合会[1]
  2. ^ 第27期東京都青少年問題協議会委員名簿|東京都[2]
  3. ^ 少年非行防止法制に関する研究会の設置について” (PDF). 警察庁 少年課 (2004年3月18日). 2011年3月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月13日閲覧。
  4. ^ 財団法人社会安全研究財団2013年度社会安全に関する研究助成の募集[3]
  5. ^ 日本家族研究・家族療法学会[4]
  6. ^ 専修大学研究者情報データベース[5]

外部リンク

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