村上政博
表示
村上 政博(むらかみ まさひろ、1949年(昭和24年)4月13日 - )は、日本の法学者。専攻は経済法。一橋大学名誉教授。弁護士、ニューヨーク州弁護士、元官僚。北海道出身。
人物
[編集]弁護士として8年、公正取引委員会事務局に7年勤務後、学者となって15年というユニークなキャリアをもとに、一般向けの著作もある。[1][リンク切れ]
略歴
[編集]- 1971年(昭和46年)司法試験合格。[1]
- 1972年(昭和47年)東京大学法学部卒業、日本興業銀行(のちみずほコーポレート銀行)入行。[1]
- 1975年(昭和50年)4月 司法修習(27期)修了後、弁護士登録(第一東京弁護士会)。田辺恒貞法法律事務所勤務。[1]
- 1980年(昭和55年)7月 - 1983年(昭和58年)6月 ミシガン州立大学ロースクール修士課程修了。比較法修士号取得。[1]
- 1981年(昭和56年) サリヴァン&クロムウェル(en:Sullivan & Cromwell:ニューヨーク)に外国人弁護士として勤務[1]
- 1983年(昭和58年)公正取引委員会事務局審査部第二審査審査専門官、米国司法省反トラスト局にコンサルタントとして5ヶ月滞在。[1]
- 1984年(昭和59年)公正取引委員会事務局審査部第一審査審査専門官[1]
- 1985年(昭和60年) 公正取引委員会事務局経済部国際課課長補佐[1]
- 1986年(昭和61年) 公正取引委員会事務局審査部第一審査長補佐 [1]
- 1988年(昭和63年) 公正取引委員会事務局審査部監査室長[1]
- 1990年(平成2年) 横浜国立大学大学院国際経済法学研究科助教授[1]
- 1991年(平成3年) 横浜国立大学大学院国際経済法学研究科教授[1]
- 1997年(平成9年) イエール大学経済学部客員研究員[1]
- 1998年(平成10年) ハーバード大学ハーバード・ロー・スクール客員研究員[1]
- 1999年(平成11年) マックスプランク研究所客員研究員[1]
- 2002年(平成14年) 一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授[1]
- 2008年(平成20年) 一橋大学大学院法学研究科教授[1]
- 2013年(平成25年) 一橋大学定年退職、一橋大学名誉教授、第一東京弁護士会弁護士再登録、ニューヨーク州弁護士会所属、成蹊大学大学院法務研究科客員教授、森・濱田松本法律事務所客員弁護士[1]
社会的活動
[編集]- 1996年 内閣府市場開放問題苦情処理推進会議専門委員[1]
- 1999年 通産省輸出入取引委員会委員[1]
- 2001年 通商産業省産業構造審議会臨時委員[1]
- 2007年 財務省財政制度等審議会委員[1]
- 2009年 経済産業省中小企業政策審議会委員[1]
- 2014年 文部科学省文化審議会著作権分科会専門委員[1]
- 2015年 電力広域的運営推進機関評議員、電力取引監視等委員会特別委員[1]
主著
[編集]- 『アメリカ独占禁止法-シカゴ学派の勝利』(有斐閣、1987年)
- 『アメリカ独占禁止法[第二版]』(弘文堂、2002年、初版:1999年)
- 『法科大学院』(中公新書、2003年)
- 『The Japanese Antimonopoly Act 日本の独占禁止法』(商事法務、2003年)
- 『独占禁止法』(岩波新書、2005年)
- 『法律家のためのキャリア論』(PHP新書、2005年)
- 『独占禁止法と差止・損害賠償[第2版]』(2005年、商事法務、初版:2001年) - 山田健男との共著
- 『独占禁止法の手続』(中央経済社、2006年) - 栗田誠との共著