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李鍾栄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
李鍾滎から転送)

李 鍾栄(イ・ジョンヨン、朝鮮語: 이종영1894年4月20日 - 1954年2月1日[1])は、日本統治時代の朝鮮独立運動家親日派大韓民国政治家。第2代韓国国会議員[2]

別名には李 鍾滎[1](イ・ジョンヒョン、이종형)、権 守貞[3]権 秀貞[4](クォン・スジョン、權守貞•權秀貞/권수정)などがある。

経歴

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江原道旌善郡出身。元山普光中学校、早稲田大学政経科卒。三・一運動の後は曺相伯李光世金道源などと雲泥洞事件に参加したが[2][5][6][4]、後は関東軍密偵となり、日本統治時代の後期には朝鮮総督府警務局の嘱託を務めた。戦後は極右性向の大東新聞社の社長を務めた[7]。1950年の第2代総選挙では旌善郡選挙区より大韓独立促成国民会から本名で出馬して当選し、国会議員を1期務めた[2]。1954年に水原市内のジープ転覆事故で死去した[1]

関東軍の密偵時代には敦化・東満一帯で剿共軍総司令部を組織し、南慈賢朝鮮語版など50名以上の独立運動家を逮捕し、万宝山事件を報道した記者や独立運動家の承震を暗殺した[3][8]。1949年に反民族行為特別調査委員会の1次公判の被告人となったが、本人はその行為を共産党を撲滅するための反共行為だと弁解した[8][9]。2002年の民族精気を立てる国会議員の会朝鮮語版による『親日派708人名簿』の「密偵(スパイ)」部門に含まれる[10]

脚注

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  1. ^ a b c 李鍾滎議員死亡(이종형의원사망)”. NAVER Newslibrary. 조선일보 (1954年2月3日). 2023年10月10日閲覧。
  2. ^ a b c 대한민국헌정회”. rokps.or.kr. 2023年10月10日閲覧。
  3. ^ a b 공훈전자사료관 - 승진”. e-gonghun.mpva.go.kr. 2023年10月10日閲覧。
  4. ^ a b 공훈전자사료관 - 김도원”. e-gonghun.mpva.go.kr. 2023年10月10日閲覧。
  5. ^ 공훈전자사료관 - 조병현”. e-gonghun.mpva.go.kr. 2023年10月10日閲覧。
  6. ^ 공훈전자사료관 - 이광세”. e-gonghun.mpva.go.kr. 2023年10月10日閲覧。
  7. ^ 미군정, ‘공산당 내부 비판’ 조봉암 편지를 슬쩍 흘렸다” (朝鮮語). www.hani.co.kr (2019年8月3日). 2023年10月10日閲覧。
  8. ^ a b 秘話(비화)한 世代(세대) (192) 反民特委(반민특위) [46 "나는 愛國者(애국자)다"]”. NAVER Newslibrary. 경향신문 (1977年8月15日). 2023年10月10日閲覧。
  9. ^ "공산당 타도해 독립운동 터 닦았다"” (朝鮮語). 오마이뉴스 (2005年6月6日). 2023年10月10日閲覧。
  10. ^ 국회민족정기모임 발표 친일파 708명 명단(한자이름) : 정치 : 인터넷한겨레 The Hankyoreh”. legacy.www.hani.co.kr. 2023年10月10日閲覧。