杉内由美子
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杉内 由美子(すぎうち ゆみこ、1969年 - )は、日本の警察官僚。
経歴
[編集]1969年、埼玉県さいたま市出身。1993年、東京大学農学部を卒業し警察庁に入庁。静岡県警察本部交通部交通規制課長、警視庁交通部都市交通対策課管理官、国家公安委員会会務官付補佐官、警察庁長官官房総務課課長補佐、警察庁交通局交通指導課理事官、警察庁生活安全局少年課児童ポルノ対策官を歴任。
愛媛県警察本部警務部長、大阪府警察初の女性部長として大阪府警察本部生活安全部長(この時、警視長昇任)[1]、経済産業省製造産業局化学兵器・麻薬原料等規制対策室長、埼玉県警察本部警務部長などを経て、警察庁生活安全局生活経済対策管理官。
2019年8月20日、佐賀県警察本部長[2]。同県警はもとより、九州の警察でも初の女性本部長[3][4][5]。
2020年、福岡県太宰府市の女性暴行死事件で、佐賀県警が事件前に女性の家族から相談を受けながら事件化しなかった問題について、定例会見では、「被害者の女性にただちに危害が及ぶと認められなかった。結果として被害者の女性が亡くなられたことは大変重く受け止めている。本件を今後の教訓としたい」と触れるだけだったが、一週間後の報道取材への返答では(相談の)「申し出に対し、より丁寧な対応を心がけていきたいと考えている」と付け加えた[6]。
2021年2月24日付けで、「体調不良により業務に支障があると認められたため」として警察庁長官官房付に異動[7][8]。同年8月6日、警察庁交通局交通企画課交通総合研究官[9]。
2022年9月2日、警察大学校交通教養部長。2024年11月25日、警察共済組合本部事務局長。
脚注
[編集]- ^ “大阪府警、初の女性部長 杉内由美子氏が内定”. www.chibanippo.co.jp. 2019年8月19日閲覧。
- ^ “人事、警察庁”. 日本経済新聞 (2019年8月6日). 2019年8月19日閲覧。
- ^ “九州初の女性本部長・杉内由美子氏が佐賀県警に着任 「交通事故減の継続図る」と抱負|行政・社会|佐賀新聞ニュース|佐賀新聞LiVE”. 佐賀新聞LiVE. 2020年4月17日閲覧。
- ^ “【ひと】九州の県警で初の女性トップ、杉内由美子佐賀県警本部長”. 西日本新聞ニュース. 2020年4月17日閲覧。
- ^ “ピープル:九州初の女性県警本部長 杉内由美子さん /佐賀”. 毎日新聞. 2020年4月17日閲覧。
- ^ “姿勢を一転、自ら答えた佐賀県警本部長 応答に1時間”. 朝日新聞デジタル. 2020年11月30日閲覧。
- ^ 「佐賀県警杉内本部長が離任 体調不良理由に 新本部長に松下氏」『佐賀新聞LiVE』2021年2月22日。2021年2月22日閲覧。
- ^ 「【速報】佐賀県警 杉内本部長 24日に退任 太宰府事件で「対応に問題はなかった」」『テレビ西日本』2021年2月22日。2021年2月22日閲覧。
- ^ 令和3年8月16日付け官報第554号10頁