札幌市交通資料館
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札幌市交通資料館 | |
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札幌市交通資料館本館出入口 (リニューアル後・2024年4月) | |
施設情報 | |
専門分野 | 鉄道・バス |
収蔵作品数 | 約1,000点 |
事業主体 | 財団法人札幌市交通事業振興公社 |
開館 | 1975年5月 |
所在地 | 日本北海道札幌市南区真駒内東町1丁目1 |
位置 | 北緯43度0分16.89秒 東経141度21分51.97秒 / 北緯43.0046917度 東経141.3644361度 |
アクセス | 札幌市営地下鉄南北線自衛隊前駅より徒歩数分 |
外部リンク |
www |
プロジェクト:GLAM |
札幌市交通資料館(さっぽろしこうつうしりょうかん)は、北海道札幌市南区にある札幌市交通事業振興公社(札幌市交通局の外郭団体)が運営する鉄道保存展示施設。札幌市営地下鉄南北線自衛隊前駅の南側高架下に設けられている。
歴史
[編集]- 1972年(昭和47年) - 市電全廃計画を契機としてこれまでの札幌の交通の歴史を残すために、幌北車庫や交通局ロビーに保管・展示されていた旧型電車や電装品等の資料を集約する形で中央区南21条の電車車輌基地跡地を用いての交通博物館建設の構想が出された[1]。しかしその後、一条線(一部)・山鼻線・山鼻西線と、その車両基地である電車車両センターの存続が決まる。
- 1975年(昭和50年)
- 2月 - さっぽろ雪まつりの期間中、現資料館の位置で臨時開館。
- 5月 - 正式に開館。
- この間市営地下鉄1000形電車・第四次高速試験車「すずかけ」などの追加が行われる。
- 2007年(平成19年)7月21日 - 「市営バス展示室」オープン。市営バス2両を新たに展示保存。なお、この少し前に保存状態が悪い一部の展示物を撤去している。
- 2017年(平成29年)9月 - リニューアル工事着工、2024年度(令和6年度)まで休館[2]。
- 2024年(令和6年)
施設
[編集]2024年5月のリニューアルオープンで展示コーナーの構成が改められた[2]。
館内
[編集]- ウェルカムコーナー - 札幌市営地下鉄や札幌市電のパネルを設置した「なりきり写真館」などがある[2][3]。
- ヒストリーコーナー - 大正時代の車両「木製22号車」のほか、切符、部品や機器類を展示する[2][3]。
- 体験コーナー - ジオラマ内の隧道を走行する地下鉄車両の模型の運転が体験できる[2][3]。
- 札幌市営交通の誇りコーナー - 安全運行を支える職員等の仕事内容をパネルで展示する[2][3]。
屋外展示場
[編集]展示物
[編集]市電
[編集]車両の種類 | 形式 | 車号 | 製造年 | 備考 | |
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客車 | 木造2軸電動客車 | 10 | 22 | 1901年 | 屋内展示(博物館明治村に貸し出され2014年6月から博物館明治村にて展示されていた[4]) |
半鋼製2軸ボギー電動客車 | 600 | 601 | 1949年 | ||
鋼製2軸ボギー電動客車 | 320 | 321 | 1957年 | ||
Tc1 | Tc1 | 1961年 | 親子電車(連結車)の子車 | ||
M100 | M101 | 1961年 | 親子電車の親車、2022年搬入 | ||
鋼製2軸ボギー内燃客車 | D1040 | D1041 | 1964年 | 日本唯一の路面電車形ディーゼルカー群の一形式 | |
鋼製2連連接電動客車 | A800 | A801, A802 | 1963年 | ||
除雪車 | ブルーム式2軸電動車 | 雪 | 8 | 1951年 | |
プラオ式2軸電動除雪車 | 11 | 1958年 | |||
ブルーム式内燃除雪車 | DSB1 | 1961年 |
地下鉄
[編集]車両の種類 | 形式 | 車号 | 製造年 | 備考 |
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客車 | 1000 (2000) | 1001, 1002 (2320, 2420) | 1970年 | |
6000 | 6101 | 1975年 | 正面貫通扉部分のみ・屋内展示 | |
試験車 | はるにれ | 1965年 | 第3次試験車 | |
すずかけ | 1967年 | 第4次試験車 |
バス
[編集]製造者・車種 | 車号 | 製造年 | 備考 |
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三菱・ローザ | 1963年 | ||
いすゞ・BX95 | 402 | 1955年 | |
日野・ブルーリボン | 東ひ87-41 | 1987年 | 建て替え前、アコーディオンカーテン式の扉がついた展示室内に展示していた。なお、現在は外から見える状態で展示されている。 |
いすゞ・キュービック | 新い94-6 | 1994年 |
過去の展示物
[編集]車両の種類 | 製造年 | 撤去年 | 備考 |
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いすゞ・BC151P(観光バス) すずかけ[5][6] |
1959年 | 2006年 | ステンレス車体 |
日産ディーゼル・4RA103(観光バス) えぞまつ[7] |
1964年 | 側天窓つき | |
藻岩山ロープウェイ・ゴンドラ | 2006年 | 循環式だった時期のもの | |
高速電車用試験除雪車(ブルーム式)[8][9] | 第1次試験車を改造 | ||
高速電車用試験除雪車(真空吸引式)[10][11] | |||
A850形連結電車(A851-A852号) | 1965年改造 | 1983年 | 570形を2両連結化した車両 |
この他、進駐軍払い下げのレッカー車やトラック改造の架線作業車などが展示されていた[12][13]。また保存車のうち路面電車は、初期はD1041と除雪車を除きバスなどと同様に高架に対して垂直向きに置かれていた[14]が、後に向きを整理して全車が高架と平行の向きとなった。
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市電10形電車22号(塗装変更前)
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市電600形電車601号
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市電320形電車321号
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市電M100形電車Tc1号(白帯追加前)
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市電D1040形気動車D1041号
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市電A800形電車A801号
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市電雪8号
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市電初代雪11号
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市電DSB1形
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地下鉄1000形電車
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地下鉄試験車はるにれ
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地下鉄試験車すずかけ
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マイクロバス
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ボンネットバス
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旧塗装市営バス
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新塗装市営バス
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リニューアル前の交通資料館(2016年)
脚注
[編集]- ^ 交通博物館市電の歴史残そう 建設、電車基地を予定 - 北海道新聞1972年10月1日朝刊14面札幌市内版
- ^ a b c d e f g h “札幌市交通資料館のリニューアルオープンについて”. 札幌市. 2024年4月23日閲覧。
- ^ a b c d e f g “各展示コーナーのイメージ”. 札幌市. 2024年4月23日閲覧。
- ^ “名古屋生まれ、札幌で活躍の市電 名電1号が1世紀ぶり里帰り”. 北海道新聞. (2013年12月3日). オリジナルの2013年12月5日時点におけるアーカイブ。 2013年12月3日閲覧。
- ^ [1]
- ^ sirou1979のツイート(1321316607134715907)
- ^ 映像 - YouTube
- ^ irumagunのツイート(841484794621972480)
- ^ wonderMAKIのツイート(1352894812488261634)
- ^ irumagunのツイート(841849574176182272)
- ^ S_W_ARROWのツイート(1258458065466097664)
- ^ [2]
- ^ kiyo_oku3のツイート(1038745809657810944)
- ^ [3]
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 札幌市交通事業振興公社 札幌市交通資料館[リンク切れ]
- 札幌市交通局 札幌市交通資料館
- 北海道の保存車両・札幌市交通資料館 - ウェイバックマシン(2019年1月1日アーカイブ分)(高速電車試験除雪車の写真あり)
- 札幌市交通局真駒内工場見学 (個人サイトDISCOVER→JAPANより)
- 全国交通記念館めぐり(個人サイトより)