本田雅俊
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本田 雅俊(ほんだ まさとし、1967年3月24日 - )は、日本の政治学者・行政学者・政治アナリスト。専門は現代日本政治および政策過程[1]。
経歴
[編集]1967年(昭和42年)3月24日、富山県生まれ。1985年(昭和60年)、富山県立富山中部高等学校卒業。1990年(平成2年)、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。1994年(平成6年)、慶應義塾大学大学院修士課程、1998年(平成10年)、慶應義塾大学大学院博士課程修了(博士(法学))[2]。この間、内閣官房副長官秘書等を務める。1998年(平成10年) - 2004年(平成16年)、武蔵野女子大学(現・武蔵野大学)助教授、2001年(平成13年) - 2003年(平成15年)、米国ジョージタウン大学客員准教授、2004年(平成16年) - 2010年(平成22年)、政策研究大学院大学助教授(2008年(平成20年)より准教授)。2012年(平成24年)より金城大学特任教授。また、慶應義塾大学、杏林大学、北陸大学、洗足学園大学短期大学等で非常勤講師を歴任。専門は現代日本政治および政策過程。
公職
[編集]- 参議院の将来像を考える有識者懇談会・幹事(1999年(平成11年)4月 - 2000年(平成12年)4月)
- 総理府 地方分権推進委員会・審議協力員(2000年(平成12年)9月 - 同12月)
- 内閣府 構造改革特区評価委員会・専門委員(2003年(平成15年)10月 - 2007年(平成19年)5月)
- 衆議院政策担当秘書研修講師(2005年(平成17年)11月 - 2010年(平成22年)8月)
- 青森県八戸市政策参与(2006年(平成18年)1月 - 2007年(平成19年)4月)
- 青森県八戸市行財政諮問会議委員(2006年(平成18年)4月 - 2008年(平成20年)3月)
- 富山県射水市政策アドバイザー(2010年(平成22年)7月 - 同12月)
- 富山県富山市行政改革推進委員会委員(2011年(平成23年)2月 - 2013年(平成25年)1月)
著書
[編集]- 『連立政権の政治学』(共著・PHP研究所・1994年)
- 『国会改革の政治学』(共著・PHP研究所・1995年)
- 『現代の政治学Ⅰ - 日本の選挙と政党政治』(共著・1997年・北樹出版)
- 『行政改革・地方分権・規制緩和の座標』(共著・1997年・ぎょうせい)
- 『現代の政治学Ⅱ - 日本の公共政策と中央地方関係』(共著・1998年・北樹出版)
- 『国会を考える4 - 国会と行政』(共著・1998年・信山社出版)
- 『現代日本の政治と行政』(単著・2001年・北樹出版)
- 『現代政治学の課題』(共著・2006年・成文堂)
- 『総理の辞め方』(単著・2008年・PHP研究所)ISBN 978-4569700854
- 『日本の統治システム』(共著・2008年・慈学社出版)
主張
[編集]- 日本の二院制の抜本的改革、とりわけ参議院の権限を弱め、「権威の府」「再考の府」に変えるよう主張している[3]。
- 現行憲法の改正による国会の権能強化を主張している[4]。
- 地方分権の思い切った推進による、地方自治体の自己決定と自己責任の拡充を主張している。
脚注
[編集]- ^ 本田雅俊. “プロフィール”. 本田雅俊のホームページ. 2015年11月4日閲覧。
- ^ 国立国会図書館. “博士論文『わが国の内閣機能に関する政治学的考察』”. 2023年4月1日閲覧。
- ^ 懇談会、「参議院の将来像に関する意見書」を斎藤議長に提出:参議院改革の歩み(参議院改革関係年表):参議院のあらまし参議院 2015年11月4日閲覧。
- ^ 第166回国会 : 会議日誌・会議資料 : 衆議院日本国憲法に関する調査特別委員会 衆議院 2007年3月22日 2015年11月4日閲覧。