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本当の自由を手に入れる お金の大学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

本当の自由を手に入れる お金の大学(ほんとうのじゆうをてにいれる おかねのだいがく)は、YouTuber両@リベ大学長[1]による書籍2020年6月19日朝日新聞出版から出版された[2]

内容

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金を「貯める、稼ぐ、増やす、守る、使う」という、一生金に困らない5つの力の基本について述べられている。この書籍で述べられていることを全て実践したならば、日本で上位8.4%の金持ちになれるかもしれないとのこと[2]。著者はこの5つの力を鍛えることで、永遠の労働から脱却して自由時間を取り戻せるとする[3]

究極の経済的自由を勝ち取るためには、自分一人が労働しているだけでは駄目で、配当利子不動産所得などの資産自体を働かせることを説く。自分自身が働かなくても生活に必要な金が自然と流れ込んでくるような仕組みを作ることが大切とする[3]

金が無ければ自由は無く、本当の自由というのは働きたければ働き、働きたくなければ働かないということを自分の自由意思で決められるということで、これが金持ちの大原則とのこと。収入源が自分自身の労働のみでは経済的に自由になれない可能性があるため、労働所得に加えて資産を働かせることで得られる収入を増やすことで生活費よりも資産所得の方が多くなる可能性が高まると共に実現が早くなるとのこと。このために生活費を減らして資産所得を増やすという2つのことを同時に取り組むことが重要とする[4]

金を貯める具体的な方法としては、家計費を年間100万円節約して、年収を100万円増やして、こうして浮いた200万円を年間5%で20年間資産運用するとする。このことで20代から60代までの間に総額7,000万円弱の資産を築くことができるとする[1]

売上

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2021年6月にオリエンタルラジオ中田敦彦が、動画チャンネルでこの書籍を紹介したことでも人気になる[5]。2021年7月時点で72万部[5]2023年7月の時点で120万部[6]を売り上げた。

トーハン調べの2021年年間ベストセラーランキングの総合で7位[7]、2022年年間ベストセラーランキングの総合で10位[8]、トーハン調べの2023年年間ベストセラーランキングの総合で5位[9]にランクインした。

脚注

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  1. ^ a b 杉本健太郎 (2024年5月30日). “人気YouTuber「両学長」のベストセラーが説く、まず見直すべき6つの固定費”. MONEY INSIDER. メディアジーン. 2025年1月4日閲覧。
  2. ^ a b 朝日新聞出版 最新刊行物:書籍:本当の自由を手に入れる お金の大学”. 朝日新聞出版. 2025年1月7日閲覧。
  3. ^ a b 25万部突破『お金の大学』両さんが推すインデックスファンド4本”. AERA dot.. 朝日新聞社 (2020年10月31日). 2025年1月4日閲覧。
  4. ^ 「マネクリ」編集部 (2025年1月3日). “一生お金に困らない「5つの力」とは?-両@リベ大学長著「本当の自由を手に入れる お金の大学」より - 達人に学ぶ「お金の流儀」”. マネクリ マネックス証券の投資情報とお金に役立つメディア. マネックス証券. 2025年1月4日閲覧。
  5. ^ a b 油原聡子 (2021年7月17日). “【話題の本】『本当の自由を手に入れる お金の大学』両@リベ大学長著 「進むべき道」明快に示す”. 産経ニュース. 2025年1月4日閲覧。
  6. ^ リベラルアーツ大学編 「お金が教養とされてしまうこんな世の中じゃ?」(1)”. 集英社新書プラス. 集英社. 2025年1月4日閲覧。
  7. ^ トーハン調べ 2021年 年間ベストセラー”. トーハン. 2025年1月4日閲覧。
  8. ^ トーハン調べ 2022年 年間ベストセラー”. トーハン. 2025年1月5日閲覧。
  9. ^ 2023年 年間ベストセラー”. トーハン. 2025年1月4日閲覧。

関連項目

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