末永隆甫
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末永 隆甫(すえなが たかすけ、1918年11月8日 - 2004年1月25日)は、日本の経済学者。専門は経済学史。大阪市立大学(現大阪公立大学)名誉教授。元神戸商科大学(現兵庫県立大学)学長。
人物・経歴
[編集]兵庫県神戸市生まれ[1][2]。兵庫県立第一神戸中学校(現兵庫県立神戸高等学校)を経て[3]、1941年東京商科大学(現一橋大学)卒業[4]。杉本栄一や高島善哉に師事した[5]。同年から早川泰正とともに企画院嘱託として調査部で勤務した。1942年第54師団輜重兵部隊入隊[6]。1946年大阪市立大学経済学部助手着任[7][5]。1949年大阪市立大学経済学部助教授。1955年大阪市立大学経済学部教授[4][8]。1962年大阪市立大学経済学博士[9]。1972年大阪市立大学名誉教授、神戸商科大学教授。1978年神戸商科大学学長[8][10][11]。1982年神戸商科大学名誉教授[12][13]。のち、大阪経済大学教授[14]、北九州市民大学学長[15]。1991年勲三等旭日中綬章受章[16]。2004年叙従三位[12]。
著作
[編集]著書
[編集]- 『英國近代經濟學序説』三笠書房 1950年
- 『現代経済変動論 : ケインズ派理論批判』青木書店 1955年
- 『マーシャル』有斐閣 1959年
- 『近代経済学:現代資本主義の経済学』ミネルヴァ書房 1960年
- 『近代経済学の形成 : イギリス資本主義とケンブリッジ学派』ミネルヴァ書房 1969年
- 『成長と福祉の近代経済理論』世界思想社 1974年
編書
[編集]- 『経済学入門』(都留重人, 内田義彦と共編)東京出版 1958年
- 『戦後アメリカ資本主義の分析 : 所得構造の変化と景気循環』東京出版 1958年
- 『現代の経済理論』ミネルヴァ書房 1973年
- 『ラディカル派経済学』(磯村隆文と共編著)新評論 1976年
参考文献
[編集]脚注
[編集]- ^ 朝日年鑑 1970年版 別冊 朝日新聞社, 1970
- ^ 新古典派経済学批判 図書 ホリス&ネル 著[他] 新評論, 1981.11
- ^ 高島ゼミナール
- ^ a b マーシャル (人と業績シリーズ ; 第2) 図書 末永隆甫 著 有斐閣, 1959
- ^ a b 藤本利躬近代経済学批判と末永隆甫教授大阪市立大学経済学会
- ^ 1組 末永 隆甫如水会
- ^ 久保芳和回想録 : 学生・助手として見た戦中・戦後の大阪商科大学大阪市立大学史紀要
- ^ a b 成長と福祉の近代経済理論 (Sekai shiso seminar) 図書 末永隆甫 著 世界思想社, 1974
- ^ 近代経済学 末永, 隆甫, 1918-2004 スエナガ, タカスケ
- ^ 兵庫県政便覧 1980年版 図書 神戸新報編集部 編 神戸新報社, 1980.7
- ^ 経済セミナー (230) (日本評論社, 1974-05)
- ^ a b 官報平成16年本紙第3801号 8頁
- ^ 桃山学院年史紀要 = Momoyama Gakuin Archives bulletin (3) 雑誌 桃山学院史料室 編 (桃山学院, 1982-03)
- ^ 経済セミナー (321) 雑誌 (日本評論社, 1981-10)
- ^ 教育如水会
- ^ 官報平成3年号外第59号 16頁