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未来工業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
未来工業株式会社
MIRAI INDUSTRY CO.,LTD.
種類 株式会社
機関設計 監査等委員会設置会社[1]
市場情報
東証プライム 7931
2018年12月13日上場
名証プレミア 7931
2006年9月21日上場
略称 MIRAI、未来
本社所在地 日本の旗 日本
503-0295
岐阜県安八郡輪之内町楡俣1695番地の1
設立 1965年(昭和40年)8月17日
業種 化学
法人番号 3200001014926
事業内容 電線管類・附属品、配線ボックス類、他電材、管材、他
代表者 山田雅裕代表取締役社長
資本金 70億6,786万円
発行済株式総数 25,607,086株
売上高 連結:351億75百万円
単体:272億76百万円
営業利益 連結:41億98百万円
単体:77億22百万円
経常利益 連結:42億53百万円
単体:32億97百万円
純利益 連結:29億29百万円
単体:32億22百万円
純資産 連結:513億58百万円
単体:476億15百万円
総資産 連結:640億98百万円
単体:568億96百万円
従業員数 連結:1,191名 単体:825名
決算期 3月20日
会計監査人 有限責任監査法人トーマツ
主要株主 CGML PB CLIENT ACCOUNT/COLLATERAL 12.94%
未来A.K.O株式会社 9.27%
名古屋中小企業投資育成株式会社 5.83%
清水琴子 4.72% 山田雅裕 3.00%
山田智絵 2.99% 清水陽一郎 2.84%
主要子会社 神保電器株式会社 100.00%
未来精工株式会社 100.00%
未来運輸株式会社 100.00%
未来技研株式会社 100.00%
未来化成株式会社 100.00%
株式会社ミライコミュニケーションネットワーク 71.01%
株式会社アミックスコム 59.17%
外部リンク https://www.mirai.co.jp/
特記事項:2018年3月現在
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未来工業株式会社(みらいこうぎょう、MIRAI INDUSTRY CO.,LTD.)は、電気設備資材・給排水設備およびガス設備資材の製造販売を行う会社。

2006年9月21日をもって純粋持株会社であった未来株式会社を吸収合併し、未来グループ各社を統括する事業持株会社となった。

沿革

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  • 1965年(昭和40年)8月17日 - 岐阜県大垣市にて会社設立。
  • 1985年(昭和60年)7月 - 岐阜県安八郡輪之内町に移転。
  • 1991年(平成3年)11月 - 名古屋証券取引所市場第二部へ上場。
  • 2003年(平成15年)3月 - 持株会社制への移行に伴い、未来株式会社の完全子会社となる。それに伴い上場を廃止し、入れ替わる形で未来株式会社が名証2部へ上場
  • 2006年(平成18年)9月21日 - 純粋持株会社体制廃止。未来株式会社を吸収合併(同社は解散・上場廃止)し、事業持株会社としてグループ会社の親会社となる。名証2部に上場。
  • 2009年(平成21年)1月 - 神保電器株式会社が岐阜神保電器株式会社を吸収合併。
  • 2016年(平成28年)11月 - 垂井工場が完成し、養老工場を移転。
  • 2018年(平成30年)12月 - 名古屋証券取引所市場第一部へ市場変更。同時に東京証券取引所市場第一部へ上場[2]

特徴

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社内の無駄を排除するための取り組みは実にユニーク。消灯の責任者を明確にするため、事務所に行くと蛍光灯一つ一つに、社員の名札がぶら下がっている。会社見学では、韓国や東海地方から年間2000人ほどの見学者が来るが、案内する総務担当者の“労賃”として、1人当たり2000円の見学料を徴収する。節約アイデアは社員も提案する仕組み。これが今では、業務の効率化を発案するまでになっている。創業者の山田昭男相談役は、「ケチで有名な企業だけど、出発点はお金というより工夫できるクセをつけよう、体質になろうということ」と語る[3]

事業所

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グループ会社

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その他

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創業者・山田昭男[4] が打ち出した「1日の就業時間は7時間15分」、「残業ゼロ」、「年間休日140日」といった独自の経営方針で知られ、各種メディアでホワイト企業として注目されている[5][6][7][8][9]

また、山田昭男の哲学は「社員の不満を解消するのが経営の仕事、社員のやる気をいかに起こさせるかが全て。アメとムチでなく、アメだけでいい」[10]

従業員780人だが、派遣社員やパートはおらず、全員が正社員。育児休業は3年までとれるし、定年も70歳。さらに給与は地元・岐阜県庁と同等の高水準(2011年1月時点)[10]

受賞
  • 1997年 - 織部賞の知事賞を受賞。
  • 2011年5月 - 第1回「日本で一番大切にしたい会社」大賞受賞
  • 2015年1月 - 第1回ホワイト企業大賞受賞
  • 2016年10月 - 緑化優良工場等経済産業大臣表彰受賞

テレビ番組

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書籍

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関連書籍

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  • 『楽して、儲ける! 未来工業・山田昭男の型破り経営論!発想と差别化でローテクでも勝てる!』(著者:山田昭男)(2004年3月24日、中経出版)ISBN 4806119814 OCLC 169867287
  • 『日本でいちばん社員のやる気がある会社』(著者:山田昭男)(2010年3月2日、中経出版 中経の文庫)ISBN 4806136409
  • 『ドケチ道 - 会社を元気にする「生きたお金」の使い方』(著者:山田昭男)(2010年9月29日、東洋経済新報社)ISBN 4492521895 OCLC 668181988
  • 『日本一社員がしあわせな会社のヘンな“きまり"』(著者:山田昭男)(2011年11月18日、ぱる出版)ISBN 4827206813
  • 『ホウレンソウ禁止で1日7時間15分しか働かないから仕事が面白くなる』(著者:山田昭男)(2012年8月11日、東洋経済新報社)ISBN 9784492044728
  • 『稼ぎたければ、働くな。「日本一幸せな働き方」を大公開!』(著者:山田昭男)(2012年11月5日、サンマーク出版)ISBN 9784763132475
  • 『毎日4時45分に帰る人がやっているつまらない「常識」59の捨て方』(著者:山田昭男)(2013年8月3日、東洋経済新報社)ISBN 9784492045107
  • 『常識をひっくり返せばメシの種はいくらでもある 日本一幸せな会社をつくった男のヘンな発想法』(著者:山田昭男)(2013年10月3日、こう書房)ISBN 9784769611080
  • 『日本一社員がしあわせな会社のヘンな“きまり" 2』(著者:山田昭男)(2013年12月2日、ぱる出版)ISBN 4827208344
  • 『山田昭男のリーダー学 「日本一労働時間が短い“超ホワイト企業"は利益率業界一!」』(著者:天外伺朗)(2014年4月24日、講談社 人間性経営学シリーズ)ISBN 9784062189019
  • 『超ホワイト企業の源流 未来工業・山田昭男の素顔』(編著:翠幸一郎)(2014年12月1日、かもがわ出版)ISBN 9784780307467
  • 『山田昭男の仕事も人生も面白くなる 働き方バイブル』(著者:山田昭男)(2015年6月27日、東洋経済新報社)ISBN 9784492045749

脚注

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  1. ^ 会社概要 - 未来工業株式会社
  2. ^ 新規上場会社概要 未来工業株式会社 東京証券取引所 2018年12月6日
  3. ^ a b 節約新時代~逆境を勝ち抜くコスト削減のプロ~ - テレビ東京 2009年9月22日
  4. ^ 2014年7月30日に逝去
  5. ^ “あの「未来工業」は”究極のホワイト企業”なのか? そして入社するには?”. クーリエ・ジャポン. (2014年9月30日). オリジナルの2016年5月15日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160515114309/http://courrier.jp/blog/28054/ 
  6. ^ “超ホワイト企業は“怒りの芽”をうまく摘む 未来工業ではなぜ社員が能動的に動く?”. 週刊東洋経済. (2014年11月3日). オリジナルの2016年11月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20161104115334/http://toyokeizai.net/articles/-/52227 
  7. ^ “残業禁止! 利益率14.6%“ホワイト企業”未来工業”. プレジデント. (2014年9月29日). オリジナルの2017年2月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170205050533/http://president.jp/articles/-/14028/ 
  8. ^ “デフレ勝ち組苦境、なぜホワイト企業好調?多い休日、短時間労働…労働環境改善が業績直結”. ビジネスジャーナル. (2014年10月3日). オリジナルの2015年12月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20151202110332/http://biz-journal.jp/2014/10/post_6205.html 
  9. ^ “岐阜発「楽園企業」、年休140日で驚きの高年収 さらに有休最長40日+残業なしで「この金額」”. 週刊東洋経済. (2015年10月5日). オリジナルの2017年2月10日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170210171137/http://toyokeizai.net/articles/-/86476 
  10. ^ a b c 会社は自分のものだ!自ら考え、自ら良くしろ! - テレビ東京 2011年1月20日

関連項目

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外部リンク

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