木須肉
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木須肉 | |
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フルコース | メインディッシュ |
発祥地 | 中国 |
地域 | 山東 |
提供時温度 | 熱料理 |
主な材料 |
豚肉 きくらげ 卵など |
木樨肉 | |||||
繁体字 | 木樨肉 | ||||
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簡体字 | 木樨肉 | ||||
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木須肉(ムーシューロウ[1][2][3]、ムースーロー[4][5])は中華料理の1つ。キクラゲと豚肉と卵を炒めた料理であるが[1][2][4][6]、他の野菜を加えることも珍しくない[4]。
概要
[編集]古くは木樨肉と呼ばれていた[1][2]。木樨はキンモクセイの意であり、炒めた溶き卵の黄色いさまをキンモクセイの花に見立て名付けられた名前である[1][2]。
元々は山東省曲阜の料理とされる[2]。他の山東料理と同様に北京に伝わって一般化した[2]。山東省ではタケノコを加えていたが、北京ではタケノコが不足していたためキュウリなどを使用するようになった[5]。
日本でも古くから中華料理店で「豚肉とキクラゲの卵炒め」などの名称で提供されている[5]。
清王朝の梁公城は「北東源記録・第3部」に「北の店は鶏肉を使って有名なまろやかな肉を炒め、表面は黄色だ」と記している[7]。
出典
[編集]- ^ a b c d 沢井メグ (2018年2月5日). “【レシピあり】キミは中国料理「木須肉:むーしゅーろう」をご存知か / 丼にするとウマイ豚卵料理! でも “木須” って何のこと? その由来が感動的に美しい”. ロケットニュース24. 2022年12月23日閲覧。
- ^ a b c d e f 『W16 世界の中華料理図鑑』地球の歩き方、2022年、65頁。ISBN 978-4059201083。
- ^ a b 西園寺公一『中国グルメ紀行』つり人社、1993年、40頁。ISBN 9784885362187。
- ^ a b c Uli (2018年11月14日). “ムースーローの基本レシピ!簡単なのに本格的な味わいに大満足”. macaro-ni. 2022年12月23日閲覧。
- ^ a b c “中華料理の「ムースーロー」とは?キクラゲと豚肉の中華炒めを紹介!”. オリーブオイルをひとまわし (2021年12月24日). 2022年12月23日閲覧。
- ^ a b 白雪梅『日本語に似ているようで似ていない中国語の「漢字」』CCCメディアハウス、2012年、188頁。ISBN 978-4484122038。
- ^ “北东园笔录三编 - 读书网-dushu.com”. www.dushu.com. 2007年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年8月17日閲覧。