木村磐根
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木村 磐根(きむら いわね、1932年12月25日 - 2019年12月3日[1])は、日本の宇宙物理学者・電気工学者。京都大学名誉教授・工学博士、大阪工業大学名誉教授。木村毅一の長男。
文部省宇宙科学研究所元運営協議員。NASDA宇宙空間利用研究委員会元委員。地球電磁気・地球惑星圏学会元会長。日本地球惑星科学連合 (JpGU) フェロー。応用科学研究所副理事長[2]。
略歴
[編集]伝記の記載を年譜形式のみとすることは推奨されていません。 |
- 1955年 - 京都大学工学部電気工学科卒業
- 1957年 - 京都大学大学院工学研究科修士課程修了
- 1960年 - 京都大学工学部助手
- 1961年 - 工学博士(京都大学)
- 1962年 - 京都大学工学部助教授
- 1964年 - スタンフォード大学電波科学研究所研究員
- 1971年 - 京都大学工学部教授
- 1981年 - 文部省宇宙科学研究所併任教授
- 1983年 - 国立極地研究所併任教授
- 1987年 - 地球電磁気・地球惑星圏学会会長
- 1996年 - 京都大学名誉教授、大阪工業大学情報科学部教授
- 1999年 - 大阪工業大学情報科学部長
- 2000年 - 大阪工業大学大学院情報科学研究科長
- 2005年 - 大阪工業大学名誉教授
- 2012年 - 瑞宝中綬章を受章[3]
主な研究
[編集]- 宇宙科学観測のための超高速ネットワークに関する研究開発[4]
- 衛星通信におけるアンテナ・伝搬技術の研究
- あけぼの衛星電波観測による磁気圏内プラズマ分布構造の研究
- ワイヤレスネットワークの構成法に関する研究
- VLFホイッスラー波動現象分散値のHough法による自動認識の研究[5]
主な受賞は、日本地球惑星科学連合 (JpGU) フェロー(同学会黎明期の多大な貢献および超高層物理学、特にプラズマ波動の伝搬特性研究に関して顕著な貢献)[6]。地球電磁気・地球惑星圏学会田中舘賞 (1961)、長谷川・永田賞 (1996)、電子情報通信学会稲田学術奨励賞 (1958)・功労賞 (1999)。主な著書は、通信工学概論(オーム社1998)、光・無線通信システム(オーム社1998)など。
脚注
[編集]- ^ 京都大学工学広報 No.73
- ^ “公益財団法人 応用科学研究所の100年”. 公益財団法人応用科学研究所. 2024年6月26日閲覧。
- ^ “平成24年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 7 (2012年11月3日). 2013年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月3日閲覧。
- ^ https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200901049429989512
- ^ https://www.jstage.jst.go.jp/article/bplus/5/2/5_2_162/_pdf/-char/ja
- ^ https://www.jpgu.org/jpgufellow/jpgufellow-840/
外部リンク
[編集]- 木村磐根 - J-GLOBAL
- 木村磐根 - researchmap