コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

木原健次

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
きはら けんじ

木原 健次
住居 大阪府八尾市[1]
国籍 日本の旗 日本
別名 浪速(なにわ)のエジソン[1]
八尾のエジソン
職業 技術者発明家
テレビ番組 月曜から夜ふかし(不定期、コーナー出演)
配偶者 あり
テンプレートを表示

木原 健次(きはら けんじ、1938年 - )は、京都府精華町出身、大阪府八尾市在住の日本技術者発明家[1]。旭電機化成株式会社の特別顧問。

概要

[編集]

独特な発明品で、話題となり、メディアにも多く出演している[1]。発明品のうち、串抜き皿など実際に商品化されたものもある[1]

月曜から夜ふかしでは、急須を使わずお茶をのめる「おちゃっぱー」という発明品を開発する様子がコーナー化されて放送された。また、旭電機化成株式会社の特別顧問を務める。

略歴

[編集]

1938年、京都府精華町にて、農家の次男として生まれる[1]。高校卒業後は大手企業で経理担当の社員となる[1]

1978年1月、『発明入門書 発明は誰にでもできる』を読んだ木原は、主婦が考案した発明が商品化され、一攫千金を得たという記載を見つけ、「凡人に無縁と思ったが、僕も一攫千金は夢ではない」と考えるようになる[1]。翌2月には、サンケイ新聞の企画「サンケイファミリー発明倶楽部第1回懸賞募集」にロウソクレンタン[注釈 1]を応募し、5,000円を獲得する[2]。その後、木原は賞金が出る発明コンテストに応募し続け、1980年、フジテレビの珍発明コンテスト番組で3位入賞[1][2]。さらに1985年の関西テレビの番組では、草履の裏にゴム印を張り、床に並べた年賀状にスタンプを押せる珍発明品「青竹踏みスタンプぞうり」で優勝する[1][2]

1985年以降、週刊誌や新聞などで「浪速のエジソン」と紹介されるようになり、今に至る[1]

珍発明5箇条

[編集]

木原は、次の5箇条をモットーとした発明を行っている。

  1. 頭は使っても金は使わない[3]
  2. 考える時間は長く作る時間は短く[3]
  3. 欠点のない珍発明はない[3]
  4. 遊び心を大切にする[3]
  5. 社会の良俗に反しない[3]

書籍

[編集]
  • 『ぼくはナニワのエジソンです』鹿砦社、2012年4月

出演

[編集]
  • 「たけしさんま超偉人伝説」1998年

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 練炭に火をつけやすくするために、練炭の上部にロウソクをドッキングさせるというもの[2]。見た目がバースデーケーキのようでもあり、バースデー感覚を味わえるという触込みで応募された[2]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k テレビで引っ張りだこ 「なにわのエジソン」が“珍発明”にこだわる理由産経ニュース 2020年2月9日15:25配信) 2020年2月21日02:21閲覧
  2. ^ a b c d e 『ぼくはナニワのエジソンです』(著:谷本潤一 鹿砦社 2012年5月1日)
  3. ^ a b c d e テレビで引っ張りだこ 「なにわのエジソン」が“珍発明”にこだわる理由 (産経新聞2020年2月6日11:00配信)2020年2月21日02:21閲覧 

外部リンク

[編集]