コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

朝鮮鉄道630形蒸気機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
朝鮮鉄道630形蒸気機関車
基本情報
運用者 朝鮮鉄道
製造所 汽車製造
製造番号 1113-1117
車両番号 630-634
製造年 1930
製造数 4
総数 4
主要諸元
軸配置 1C1
軌間 762 mm (2 ft 6 in)
全長 8,634 mm (339.9 in)
全幅 2,134 mm (84.0 in)
全高 3,150 mm (124 in)
運転整備重量 28,450kg
固定軸距 5,490mm
動輪径 810 mm (32 in)
シリンダ数 2
ボイラー圧力 13.0
火格子面積 5.5
全伝熱面積 43.6
過熱伝熱面積 1.32
水タンク容量 3.86L
設計最高速度 40km/h
引張力 32.46 kN (7,300 lbf)
シリンダ引張力 5.24t
テンプレートを表示

朝鮮鉄道630形蒸気機関車(ちょうせんてつどう630がたじょうききかんしゃ)は、朝鮮鉄道1930年昭和5年)に導入した旅客列車用タンク蒸気機関車である。

概要

[編集]

朝鮮鉄道は1929年5月、黄海線の海州と鮮鉄京義線の土城を結ぶ76.6kmの敷設免許を得た。これにより、既存の沙里院と合わせ、京義線と2点で接続するとともに、 京城方面の連絡が著しく改善されることとなった。黄海線は、沿線に朝鮮半島随一の沃野·黄海平野を有し、また鉱山や温泉も多く によって客貨とも増加が期待された。

同年、朝鉄は黄海線用として汽車に1C1タンク機630形630-634(製番1113一1117)を発注した。630形は、先前の610両形式の火床面積とシリンダー引張力を約3割増大し、牽引定数の増大に対応した。

この機関車は朝鮮鉄道に納入した最初の機関車です。

参考文献

[編集]
  • 交友社「SL No.4 汽車会社蒸気機関車製造史」1972年
  • 機芸出版社「日本蒸気機関車史」 2020年 pp.48
  • 鉄道史資料保存会「鉄道史料」104号 pp.41

関連項目

[編集]