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朝日をもとめて

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「朝日をもとめて」
ママス&パパスシングル
初出アルバム『The Papas & The Mamas
B面 ストレート・シューター
リリース
規格 7インチ・シングル
ジャンル フォークロック
時間
レーベル ダンヒル・レコード
作詞・作曲 ジョン・フィリップス
プロデュース ルー・アドラー
チャート最高順位
ママス&パパス シングル 年表
Creeque Alley
(1967年4月)
朝日をもとめて
(1967年8月)
Glad to Be Unhappy
(1967年10月)
ミュージックビデオ
「Twelve Thirty (Young Girls Are Coming to the Canyon)」 - YouTube
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朝日をもとめて」(Twelve Thirty (Young Girls Are Coming to the Canyon))は、ママス&パパスが1967年に発表した楽曲。近年発売されたベスト盤の表記は「朝日を求めて[2]

概要

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ママス&パパスのメンバー4人は1965年、ダンヒル・レコードの創立者の一人のルー・アドラーのオーディションを受けるためにニューヨークから南カリフォルニアに移住した。ジョン・フィリップスはニューヨーク時代の生活を生々しく歌詞に書きあらわした。

「ニューヨークに住んでいた頃/そこは何かもかもが暗くて汚かった/窓から見える時計の針は/いつも12時30分を指したまま」

原題の「Twelve Thirty」はここからとられている。副題の「The Canyon」は、ミュージシャンやショービジネスの業界人が数多く住んでいたロサンゼルス郊外のローレル・キャニオン(Laurel Canyon)を指す[3]。スターや金持ちたちがローレル・キャニオンの自宅で開くパーティーに「若い女の子たち」(一般的にグルーピーと解釈される[4])はこぞって集まる。語り手もパーティに招かれるが、朝になると女の子がうろついているのに目にし、彼女らとの楽しい会話がいつまでも続く。

1967年8月、シングルとして発売される。B面はファースト・アルバム『If You Can Believe Your Eyes and Ears』に収録されていた「ストレート・シューター」[1]。その後、1968年5月発売のアルバム『The Papas & The Mamas』に収録された。

ビルボード・Hot 100で20位を記録し、オーストラリアで20位を記録した。

映画での使用

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ドリュー・ゴダード監督の2018年の映画『ホテル・エルロワイヤル』、クエンティン・タランティーノ監督の2019年の映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で使用された。

後者では、歌詞をなぞるような場面が登場する。プレイボーイ・マンションで開かれたパーティにロマン・ポランスキーシャロン・テート夫妻が到着すると、テートはミシェル・フィリップスにすぐに会う。フィリップスはダンスが行われているところまでテートを案内するが、途中でキャス・エリオットと遭遇。カラフルな衣装にまとった若者たちに混じり、三人は踊り明かす。また、マンソン・ファミリーが凶行に及ぼうとした1969年8月8日の夜、ポランスキー宅に招かれたアビゲイル・フォルジャー(サマンサ・ロビンソンが演じている)はテートらを前に「朝日をもとめて」のB面に収録された「ストレート・シューター」をピアノで弾き語りをする[5]。オリジナルの「ストレート・シューター」は予告編で使用された[6]

脚注

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  1. ^ a b 45cat - The Mamas And The Papas - Twelve Thirty (Young Girls Are Coming To The Canyon) / Straight Shooter - Dunhill - USA - D-4099
  2. ^ 夢のカリフォルニア~ベスト・オブ・ママス&パパス SHM-CD - ママス&パパス - UNIVERSAL MUSIC JAPAN
  3. ^ Eliscu, Jenny (11 December 2008). “Hot Scene: The Return to Laurel Canyon”. Rolling Stone Archived at Wayback Machine. April 18, 2009時点のオリジナルよりアーカイブ。15 June 2013閲覧。
  4. ^ Kubernik, Harvey (5 March 2012). Canyon of Dreams: The Magic and the Music of Laurel Canyon (2012 (reprint) ed.). Sterling. pp. 138–139. ISBN 978-1402797613 
  5. ^ Once Upon a Time... in Hollywood (2019) - IMDb
  6. ^ ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD - Official Teaser Trailer (HD)”. Sony Pictures Entertainment (2019年3月20日). 2020年4月16日閲覧。