朝倉文市
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朝倉 文市(あさくら ぶんいち、1935年 - 2020年)は、日本の西洋中世史学者、ノートルダム清心女子大学名誉教授。
経歴・人物
[編集]宮崎県出身[1]。1958年、上智大学文学部史学科卒業。1963年、上智大学大学院西洋文化研究科修士課程修了[1]。1969年ノートルダム聖心女子大学助教授、教授、2005年定年退任、名誉教授。1996年、『修道院』でヨゼフ・ロゲンドルフ賞受賞。
著書
[編集]- 修道院 禁欲と観想の中世(講談社現代新書 1995年)
- 修道院にみるヨーロッパの心(山川出版社 1996年 (世界史リブレット))
- ヨーロッパ成立期の修道院文化の形成 学ぶことの悦びと神への誘い(南窓社 2000年)
翻訳
[編集]- デイビット・ノウルズ『修道院』(平凡社 1972年 (世界大学選書))
- M.L.W.レィスナー『ローマの歴史家』(長友栄三郎共訳 みすず書房 1978年)
- 『聖ベネディクト 西欧的修道院制の確立者 世界を創った人びと』(編訳 平凡社 1979年)
- R.J.クーツ『イギリス その人々の歴史 2』(今井宏共訳 帝国書院 1981年 (全訳世界の歴史教科書シリーズ))
- オウエン・バーフィールド『言語と意味との出会い 話し手の意味』(盛田寛一共訳 人智学出版社 1983年)
- ヴァルター・ウルマン『中世ヨーロッパの政治思想』(御茶の水書房 1983年)
- オウエン・バーフィールド『意識の進化と言語の起源』(横山竹己共訳 人智学出版社 1987年)
- ルイス・J.レッカイ『シトー会修道院』(函館トラピスチヌ共訳 平凡社 1989年)
- チャールズ・ホーマー・ハスキンズ 『十二世紀ルネサンス』(別宮貞徳共訳 みすず書房 1989年/講談社学術文庫 2017年)
- クリストファー・ド・ハメル『聖書の歴史図鑑 書物としての聖書の歴史』(監訳 川野美也子、馬場幸栄、横山竹巳訳 東洋書林 2004年)
- M.-H.ヴィケール『中世修道院の世界 使徒の模倣者たち』(監訳 渡辺隆司、梅津教孝訳 八坂書房 2004年)
- フアン・マリーア・ラボーア『世界修道院文化図鑑』(監修 横山竹己、鐸木道剛、吉松実花訳 東洋書林 2007年)
- ノーマン・F.キャンター『中世の発見 偉大な歴史家たちの伝記』(横山竹己、梅津教孝共訳 法政大学出版局 2007年 (りぶらりあ選書))
- P.ディンツェルバッハー、J.L.ホッグ『修道院文化史事典』(監訳 石山穂澄ほか訳 八坂書房 2008年)
- デレク・ブルーア『チョーサーの世界 詩人と歩く中世』(海老久人共訳 八坂書房 2010年)
- デズモンド・スアード『ワインと修道院』(横山竹己共訳 八坂書房 2011年)
出典・脚注
[編集]- ^ a b “著訳者一覧 朝倉文市”. みすず書房. 2011年12月31日閲覧。