望郷は海を越えて
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『望郷は海を越えて』(ぼうきょうはうみをこえて)が宝塚歌劇団のミュージカル作品。宙組[1][2][3]公演。形式名は「宝塚グランド・ロマン[1][2][3]」。宝塚は20場[1]、東京・中日は18場[2][3]。
作・演出は谷正純[1][2][3]。併演作品は『ミレニアム・チャレンジャー![1][2][3]』。
解説
[編集]※『宝塚歌劇100年史(舞台編)』の宝塚大劇場公演[4]参考。
鎖国の時代。広い世界に憧れる九鬼海人は由布姫との婚礼の日、日本人漂流者の話を聞こうと船を出して嵐に遭い、シベリアに流れ着いてしまう。鎖国の日本を離れ、世界を見てしまった男の波乱に満ちた半生を描いた作品。シベリアに漂着した海人が、エカテリーナII世擁立のクーデターに巻き込まれながらも、断ちがたい望郷の念から仲間と共に遥か日本を目指す壮大な作品。
宝塚では和央ようかの宙組トップスターお披露目公演。
公演期間と公演場所
[編集]- 2000年8月18日 - 9月25日(新人公演:9月12日) 宝塚大劇場[1]
- 2000年9月22日 - 10月29日(新人公演:11月14日) TAKARAZUKA1000days劇場(東京)[2]
- 2001年2月3日 - 2月22日 中日劇場[3]
スタッフ
[編集]※氏名の後ろに「宝塚」、「東京[2]」、「中日[3]」の文字がなければ全劇場共通。
- 作曲・編曲:吉崎憲治[1]/宮原透[1]
- 音楽指揮:佐々田愛一郎[1]
- 振付[1]:西﨑真由美/尚すみれ
- 擬闘:清家三彦[1]
- 装置:新宮有紀[1]
- 衣装:任田幾英[1]
- 照明:勝柴次朗[1]
- 音響:加門清邦[1]
- 小道具:伊集院撤也[1]
- 効果:扇野信夫[1]
- 演技指導:村田富久[1]
- 演出補:中村一徳[1]
- 振付補:西﨑峰[1]
- 装置助手:國包洋子[1]
- 衣装補:河底美由紀[1]
- 小道具補:谷田祥一[1]
- 舞台進行:豊田登[1]
- 舞台監督[2]:藤村信一(東京)/中村兆成(東京)/香取克英(東京)/宮脇学(東京)
- 舞台美術製作:株式会社宝塚舞台[1]
- 演奏:宝塚歌劇オーケストラ(宝塚・中日)[1]
- 録音演奏:宝塚歌劇オーケストラ(東京)[2]
- 制作:北野靖[1]
- 演出担当(新人公演):中村一徳[1]
特別出演
[編集]※氏名の後ろの()は2000、2001年当時の所属組。
宝塚
[編集]中日
[編集]主な配役
[編集]※氏名の前に「宝塚」、「東京[2]」、「中日[3]」の文字がなければ全劇場共通。()は宝塚・東京における新人公演。
- 九鬼海人 - 和央ようか(久遠麻耶)[1]
- 由布姫、エカテリーナII世 - 花總まり(美羽あさひ)[1]
- 秋月蔵人 - 宝塚:湖月わたる(華宮あいり)[1]、東京・宙日:彩輝直[2][3](華宮あいり)
- 渡海屋源九郎 - 樹里咲穂(初嶺まよ)[1]
- アレクセイ・オルローフ伯爵 - 水夏希(速水リキ)[1]
- リュドミラ - 陵あきの(遠野あすか)[1]
- ピョートルIII - 朝比奈慶(月丘七央)[1]
- オリガ - 久路あかり(杏里ミチル)[1]
- 船越伊三 - 久遠麻耶(和涼華)[1]
- オトキチ - 宝塚・東京:?、中日:大峯麻友[3]
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 編集:森照実・春馬誉貴子・相井美由紀・山本久美子、執筆:國眼隆一『宝塚歌劇90年史 すみれの花歳月を重ねて』宝塚歌劇団、2004年4月20日。ISBN 4-484-04601-6。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。